12万人が国会前に集まった ~戦争法案廃案10万人集会に参加する [社会情勢]
8月30日。東京は全般的に雨模様であった。そして涼しい。月前半の猛暑がウソのようだ。
そして同日、大事な大事な集会があった。久しぶりに集会に参加する。本当に久しぶりだ。
戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動
10万人の予定が、12万人もの参加があったようだ。感覚的に私もそれくらいの参加があったのではと思う。こんな雨模様の中で。
集会会場は主として二つ。国会議事堂周辺と、ちょっと官庁街寄りの日比谷公園周辺。私は地下鉄丸ノ内線、国会議事堂前駅で降りる。議事堂付近から日比谷公園まで歩いて行こうかとも考えたんだけれど。
すでにすさまじい人だかり
中央線に乗っているあたりから、「こりゃ集会の参加者かなあ」という人を複数見た。丸ノ内線では憲法9条擁護の英文ポスターを持っている若い人がいた。集会に参加するとこの手の人を時折見かけるのだが、今回は頻度が多すぎる。この集会、どんだけの規模になるんだろう。
丸ノ内線国会議事堂前駅の改札状況
もう改札からこんな状況なのだ。駅トイレには人が列をなしているし、出口は警察の規制がかかっているようで出られない。
これが10万人規模の集会なのだ。
やっとのことで外へ出る。歩道は予想通り人でいっぱいだ。警察は「歩道を歩いてください」しか言わない。こんな人数が参加しているのに、車道を制限しないでどうするの、と思っていたら・・。
国会を回るように正門前へと向かう。するとなにやら警察のバスが止まっている。というか道をふさいでいる。なんと国会正門前にバスと障害物を置いて、集まってくる人々を分断しているのである。
国会前をふさぐ警察
*後で知ったのだが、このあたり「プライバシーエリア」とのことで写真のアップはご遠慮くださいとのこと。個人が特定できないレベルに加工しています。
「車道にでないでください。危険です」と警察が言う。けれどその車道を完全に封鎖しているのは警察だ。周りの人が笑う。「危険たって警察しか通らないだろこの道」その通り。
正門前をふさいでいるバスの周りに人が次々と集まってくる。私が到着したときは、まだ車道に出ている人は100人くらいだったろうか。(歩道は人でいっぱいなのは言うまでもない。)しかし私の後ろに次々と人が集まっている。もはや最後尾がどの辺なのかも見えないくらいの人だかり。
国会前の道路に次々と人が集まってくる
このほぼ全てが安倍政権の戦争法案に異議を唱えている人たちなのだ。
「車道に出ないで」と言っていた警察はいつしかそれを言わなくなった。国会前の車道は集会の会場のように人であふれる。道路は完全に参加者によって埋まってしまった!
身動き取れず、何とか聞き取れる主催者側のスピーチを聞きながら、1時間くらいそこにいただろうか。次第に参加者の一部がキレ始める。「道を空けろ!」「警察は道交法を守れ!」参加者で人があふれている上に、警察が道路を封鎖しているため、人が動けないのだ。キレる気持ちもわかる。ただここにいる警官は下っ端。決定権がなかろうから、どうにもできないのだろう。
車道の真ん中に大きな壁。そして監視カメラ
この壁の脇を通って国会前の道路やら公園やらにある「本隊」に合流するのだが、狭くてなかなか通れない。通った先にもたくさんの人がいて身動きが取れない。
その壁の中身。押し倒されないように頑丈につくられている。なんのための障害物なのか
国会前。すさまじい人だかり。終了間近で人が減っているのにこの人だかり
あっちこっちで主に若い人がパフォーマー的に叫んでいた。
「戦争反対!」
「憲法守れ!」
「安倍政権は今すぐ退陣!」
「強行採決絶対反対!」
「戦争法案絶対反対!」
そして周りの人たちが-おそらくは互いに面識はなかろうが-一緒に声を上げている。志同じくする人同士が、連帯感と高揚をもってあちこちで盛り上がっている。
・・・・・
実は正直なところを言うと、この雨もあって、行くべきかどうか迷った。前日も土曜なのに遅くまで仕事で、月曜からもあまり休みが取れなそうだ。しかし、しかしだ。行かなければ絶対後悔することになっただろう。だから来た。
そんな人は、私だけではないのだろうと思う。
だからこそ、12万人も集まったのだ。
帰りがけ・・。
旧法務省
かつて裁判を支援していたとき、この旧法務省隣の裁判所庁舎には、毎月のように通っていたのだった。あれから5年。今となっては懐かしさもある。
しかし政治の劣化は急速に進んだ。民主党による政権交代は多くの人々に失望を与えた。けれど自民党の劣化はそれ以上だったと断ぜざるを得ない。こんな政治状況を誰が予想し得ただろうか。
この戦争法案廃案が、劣化した政治状況を改善させる一里塚になれば、と切に思う。
そして同日、大事な大事な集会があった。久しぶりに集会に参加する。本当に久しぶりだ。
戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動
10万人の予定が、12万人もの参加があったようだ。感覚的に私もそれくらいの参加があったのではと思う。こんな雨模様の中で。
集会会場は主として二つ。国会議事堂周辺と、ちょっと官庁街寄りの日比谷公園周辺。私は地下鉄丸ノ内線、国会議事堂前駅で降りる。議事堂付近から日比谷公園まで歩いて行こうかとも考えたんだけれど。
すでにすさまじい人だかり
中央線に乗っているあたりから、「こりゃ集会の参加者かなあ」という人を複数見た。丸ノ内線では憲法9条擁護の英文ポスターを持っている若い人がいた。集会に参加するとこの手の人を時折見かけるのだが、今回は頻度が多すぎる。この集会、どんだけの規模になるんだろう。
丸ノ内線国会議事堂前駅の改札状況
もう改札からこんな状況なのだ。駅トイレには人が列をなしているし、出口は警察の規制がかかっているようで出られない。
これが10万人規模の集会なのだ。
やっとのことで外へ出る。歩道は予想通り人でいっぱいだ。警察は「歩道を歩いてください」しか言わない。こんな人数が参加しているのに、車道を制限しないでどうするの、と思っていたら・・。
国会を回るように正門前へと向かう。するとなにやら警察のバスが止まっている。というか道をふさいでいる。なんと国会正門前にバスと障害物を置いて、集まってくる人々を分断しているのである。
国会前をふさぐ警察
*後で知ったのだが、このあたり「プライバシーエリア」とのことで写真のアップはご遠慮くださいとのこと。個人が特定できないレベルに加工しています。
「車道にでないでください。危険です」と警察が言う。けれどその車道を完全に封鎖しているのは警察だ。周りの人が笑う。「危険たって警察しか通らないだろこの道」その通り。
正門前をふさいでいるバスの周りに人が次々と集まってくる。私が到着したときは、まだ車道に出ている人は100人くらいだったろうか。(歩道は人でいっぱいなのは言うまでもない。)しかし私の後ろに次々と人が集まっている。もはや最後尾がどの辺なのかも見えないくらいの人だかり。
国会前の道路に次々と人が集まってくる
このほぼ全てが安倍政権の戦争法案に異議を唱えている人たちなのだ。
「車道に出ないで」と言っていた警察はいつしかそれを言わなくなった。国会前の車道は集会の会場のように人であふれる。道路は完全に参加者によって埋まってしまった!
身動き取れず、何とか聞き取れる主催者側のスピーチを聞きながら、1時間くらいそこにいただろうか。次第に参加者の一部がキレ始める。「道を空けろ!」「警察は道交法を守れ!」参加者で人があふれている上に、警察が道路を封鎖しているため、人が動けないのだ。キレる気持ちもわかる。ただここにいる警官は下っ端。決定権がなかろうから、どうにもできないのだろう。
車道の真ん中に大きな壁。そして監視カメラ
この壁の脇を通って国会前の道路やら公園やらにある「本隊」に合流するのだが、狭くてなかなか通れない。通った先にもたくさんの人がいて身動きが取れない。
その壁の中身。押し倒されないように頑丈につくられている。なんのための障害物なのか
国会前。すさまじい人だかり。終了間近で人が減っているのにこの人だかり
あっちこっちで主に若い人がパフォーマー的に叫んでいた。
「戦争反対!」
「憲法守れ!」
「安倍政権は今すぐ退陣!」
「強行採決絶対反対!」
「戦争法案絶対反対!」
そして周りの人たちが-おそらくは互いに面識はなかろうが-一緒に声を上げている。志同じくする人同士が、連帯感と高揚をもってあちこちで盛り上がっている。
・・・・・
実は正直なところを言うと、この雨もあって、行くべきかどうか迷った。前日も土曜なのに遅くまで仕事で、月曜からもあまり休みが取れなそうだ。しかし、しかしだ。行かなければ絶対後悔することになっただろう。だから来た。
そんな人は、私だけではないのだろうと思う。
だからこそ、12万人も集まったのだ。
帰りがけ・・。
旧法務省
かつて裁判を支援していたとき、この旧法務省隣の裁判所庁舎には、毎月のように通っていたのだった。あれから5年。今となっては懐かしさもある。
しかし政治の劣化は急速に進んだ。民主党による政権交代は多くの人々に失望を与えた。けれど自民党の劣化はそれ以上だったと断ぜざるを得ない。こんな政治状況を誰が予想し得ただろうか。
この戦争法案廃案が、劣化した政治状況を改善させる一里塚になれば、と切に思う。
2015-08-31 07:04
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コメント(4)
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参加されたんですね。
中には日本人じゃない人や、法案の内容をちゃんと理解しないで的外れな事叫んでいる若者を動画で見ましたけど。
旧法務省は昨年、大人の社会科見学で行きました。
by ponnta1351 (2015-09-01 13:15)
ponntaさん、参加しました。久しぶりです。
日本人じゃない人がこの法案に反対するのはある意味当たり前かと思います。だってアジア諸国で近代、大規模な侵略行為をしたのは日本だけですからね。
法案審議が進めば進むほど、反対世論が強くなっていく。内容を理解すればするほど、その危険性が明らかになっているという現実があります。「防衛」や「平和」とはかけ離れた法案です。
by Mosel (2015-09-01 20:39)
シンゾー君は今日無投票当選で誰も暴走は止められないのでは。。。
と思うと悲しくなります(^_0)ノ
by cheese999 (2015-09-08 07:35)
自民党総裁選を見ても、この政党の劣化がよく見えますね。
しかしこの集会、参加者数を揶揄する右翼マスコミの攻撃が、これまでにない規模になっています。なんとかして数を少なく見せようとしているのですが、この動きが逆に、この集会が政権へもたらした打撃の強さを物語っているというものでしょう。
こうした動きを続けることが必要と思います。
by Mosel (2015-09-09 06:39)