一日に二度 [よかったこと]
箱を開けると、35gのビンと30gの詰替え用2本が入っている。クーポンもある
これはネスレのインスタントコーヒー「究み」。
「きわみ」と読む。
スゲー高い。
ネスレでは去年から自社のインスタントコーヒーを「レギュラーソリュブルコーヒー」と呼び始めた(この呼び名でいろいろともめたようである)。
そのフラッグシップとして、ネスレ通販限定で売り出したのがこの「究み」。
ネスレバリスタなどで使う詰替え用の30gが1500円。瓶入りの35gが1800円もする。普通のインスタントコーヒーの3~4倍はする。
写真のパッケージでは詰め替え用が2個、瓶が1個入っていたから消費税込で5000円を超えることになる。
これが突然職場に届いた。
我々、「ネスカフェアンバサダー」という定期的にネスレ製品を買う代わりに、ネスレのコーヒーマシンを貸し出すサービスに入っている。もう2年も続けているが、おかげで究みが当たったのだ。一度試しに買ってみようと思っていたのでこれはうれしい。
飲むとやっぱりおいしい。香りも強く、味も良い。
さて、仕事を終えて家に帰る。
なんだかやたらとでかい箱が届いている。うわ酔っ払って勢いで何か買っちゃったっけと焦る。
中身はこれだ。
BMW MINIの折りたたみ式自転車
組み上げるとこんな感じ
中国製の良くあるタイプの折りたたみ式自転車だが、さすがBMWが保証しているだけあって、作りはなかなかいい。サドル高はもちろんハンドルの高さも調節可能。タイヤも安価なものではなくドイツSchwalbeのスリックタイヤ「Kojak」を履いている。
前方にKlickfixのアダプタがあり、対応するカゴやバッグなどを取り付け可能。コンポーネントはよくあるシマノではなくSRAM。8段変速で結構スピードは出せる。サスはなくリジッドな走り。高速で走るとちょっと怖い。
シフターが普通の自転車と逆で使いにくい
実はこれもBMWの懸賞でもらったもの。応募していたことそのものを忘れていたので、ちょっと驚く。雨の時に使える自転車がなくて困っていたんだよね。
1日に予期せぬ二つのプレゼント。
まあ、こんな日もある。
ある結婚 [よかったこと]
彼が新入社員として入ってきてからのつきあいだから、もう十年以上になるだろうか。口は悪いわ厭世的だわと、受ける印象は良くないようにも見えるが、気配り上手な行動に、私はずいぶん助けられた。あちこちで結構信頼が厚いのも、彼が単なる皮肉屋ではないことを証明しているんだと思う。
きっといい結婚生活が送れるよ。
私は、思えば結婚してからもう5年になるのか。職場での朝礼後に彼やまわりの人たちにそのことを伝えたらずいぶん喜んでくれて、うれしかったのと共に、ちょっと恥ずかしかったことを今でも思い出す。
Seti at Homeへ寄付してみた [よかったこと]
Seti@homeがなんだか資金的にずいぶんとまずいことになっているようだ。SetiのプロジェクトリーダーとアーサーCクラークの連名で、登録者全員に(と思われる)メールが届いたのが先の3月末。で、めずらしく寄付してみた。100米ドルを。送金先はカリフォルニア大学バークレー校となっている。とりあえずAMEXで送金したら、住所が違うとか言われて、訂正のメールを送った。その後クレームがなかったので送金できたのだろう、先日くだんのバークレー校から手紙(Snail mail)が届いた。こんな礼状でも確認の意味で助かる。
とりあえずこのメールの効果は全世界で相当あったらしくて、3,4月の募金額が跳ね上がっている。5月以降は失速しているけれど、年内に75万米ドルが必要とのことで、どんなことになりますやら。
画像をクリックすると当該ページにつながります
*「SETI@home は、インターネットでつながったコンピュータが、地球外知性の探索(SETI)を行う科学実験です。」(SetiのWebsiteより)
国立市の友人 [よかったこと]
今日久しぶりに彼女の姿を見た。夏の間は暑いからか、あまり表舞台には出てこないのだ。私の国立での友人で、いつも出会うとあいさつをする。知り合いのところで髪を切りに行く途中でのことだった。背後で国立の憲法九条の会の松岡さんが演説する声が聞こえる。
そんな中で、私は今日もあいさつを欠かさない。
三毛だから多分「彼女」。
画像のとおり彼女は、少し機嫌が悪いようだった。ま、私にもそんなときがあるよ。
性教育プロジェクト [よかったこと]
休みなのだが、今日は会議のために職場に向かう。前にも記した産婦人科の性教育プロジェクト会議に出席するためだ。外来で患者に対して取るアンケートの文面を事細かに吟味する。かなりクリティカルなことも聞かざるを得ないので、みんな慎重だ。全国組織での活動発表も控えているのでその点の調整も。7月に引き続き、12月にも中学校で性教育に関する講演会を行う予定。
東京都は石原都政になって、日本で最も性教育関連の活動に対して攻撃が加えられている。日の丸・君が代強制と並んで、全国的に悪名をとどろかせることになってしまった。まじめに性教育を考えている人間ほど、それらへの批判は多い。政治的には無関心な彼女ら、でも医療現場で働く彼女らは身をもって現実に接しているので、いきおい石原らが唱える方向性とは逆向きに動かざるを得ない。
さて、コンドームを身近に持ち歩く風習ができないか、そのためにオシャレに格納するモノはないかという話題が前回の会議であったので、ALESSIのCOHNDOM BOXを紹介してみた。デザイナーがSusan Cohnだから"COHNDOM"。デザインは超受け。イタリアにはこんなものもある。その価格にびっくりしていたが、これでもALESSIで最安商品の一つ。
この春から参加した、大卒看護師のプロジェクトメンバーが結婚すると聞いた。これで独身のメンバーはことごとく結婚したことになる。大学で統計学を学んでいる彼女は、これから特に重要性を増す役割を果たすだろう。
-----
私は女性ばかりのこのプロジェクトで、コンピュータ関連の活動一切(プラスデザイナー役)を引き受けている。末席で彼女らのサポートをしているというわけ。組織批判を理由に、職場で業務を干されている私を、プロジェクトのメンバーが引き抜いた。今日私が退職し、関連企業である彼女らの病院に就職することを話した。どこへ行っても活動は継続すると断言。みんな安心していたようだ。 苦境のさなか、産婦人科医を初めとしてスタッフやソーシャルワーカーの人たちが、「隣る人」となって私をサポートしてくれることは心強い。
休みのさなかに出てきた私に、メンバーたちはずいぶん恐縮していた。でも会議直前まで、「百年の孤独」を読みふけっていた私に、恐縮する必要などないの。
たくさんの子ども [よかったこと]
たくさんの子どもたちが我が家にやってきた。妻の高校時代の友人二人が、子どもを引き連れてやってきたのだ。子どもは私のところも含めて総勢7名。保育園のような感じになった。
庭にプールを設置してそこへ入れる。みんな大はしゃぎで大騒ぎ。男の子たちは風が強かったからか先に上がって、女の子たちばかりで遊んでいた。
一番年上の5才の子が、今日誕生日なので好物のメロンを買ってある。そして最近安いパイナップルを一緒に切って出した。自宅の1階から2階に上がってあちこちで大暴れしてくれた。でも女性陣ばかりの集まりだったからか、きちんと掃除をしてくれて、帰るころには前より片付いていたような気がする。
まだ生後6カ月くらいの赤ちゃんがいた。ほんの少し前まではウチの子もこんな感じだったはずなのだが、ずいぶん懐かしく思う。変な感じだ。
昔の勲章 [よかったこと]
今日は日本の敗戦記念日。めでたい日だ。むやみに戦争を仕掛け、暴虐の限りを尽くした連中が自滅した日など、実にめでたいではないか。
80年代初頭、切手収集がはやった。おそらく最後の切手ブームになっただろう。切手というのは骨董趣味みたいなもので、子どもが趣味にするにはちょっと高尚すぎると思うのだが、私もご多分に漏れず切手を集めていた。まだ小学生だったのだが、大阪や東京の業者に通販で切手を注文していたものだ。
買ってばかりでは限界があったので、帰省した折りに田舎の物置などをあさってみる。これが結構いろいろなものが出てくる。特に父方の祖父母は古新聞を集めるのが趣味で、それこそ戦前戦後の新聞が、もれなく全日コレクションされていた。当然当時の書簡が保存されていたことは言うまでもない。
切手を探しきった後は、天袋とか屋根裏とか探すわけ。そうすると切手に限らず古いものがたくさん出てくる。あちこちから探し出してくるので、オジイやオバアも懐かしいやらうれしいやら。収集癖があったのはオジイで、孫がいろいろ探し出すのをみて喜んでいたのは確かだった。
古びた書籍に混じって、小さな箱が出てきた。開けてみるとブローチのような、そう、勲章だ。ぴかぴかした紫の勲章で、これは珍しいものだと思って、オジイに見せた。
ぽつりと「こんなもんしか返ってこんかった。」と言った。しばらく勲章を見ていた。それは南方戦線で死んだ大叔父のものだったらしい。変な杯みたいなものもあった。
オジイもオバアも10年も前に死んだ。今その家はだれも住んでいない。年に数度、遺族が掃除に来るだけだ。新聞は多くを市立図書館に寄付した。
私も勉強した。歴史について、戦争について。そして今オジイが言った気持ちが少し分かるような気がする。
変わる秋葉原 [よかったこと]
久々、と言っても1カ月ぶりに秋葉原に。東京に来てからほぼ毎月秋葉原に行くようになって、もう15年。当時はAppleやAMIGA関連のソフト(ほとんどがゲーム)を目的にしていたが、10数年前からPCのパーツ、そして今は安いオモチャとアヤしいグッズ(笑)。
今や世間では「オタクの街」として奇妙な認知がされているけれども、意外にグルメの街。雑多だけれど、ずいぶん店も変わった。できる店あり、つぶれる店あり、夜逃げ同様の店も何店も見てきた。そしてメモリ廉売の草分けだったラジデパの神和電機が閉店していた。
価格に対する異常な執着。過当競争。これらの競争に巻き込まれた分野は、間違いなく衰退している。かつて主力の家電は今や郊外大規模店に奪われ、あれだけ多かったPC関連も衰退の一途。結局変わらず残っているのは古くからある電機部品のお店のように思う。石原による強引で不透明な再開発で、この街が荒らされないように祈りたい。
ところでこの暑さの中、中央通り歩道でシート敷いて居座っていたオタク風の一群は、何かの順番待ちかしら。
花火大会 立川 [よかったこと]
墨田で大きな花火大会のある日だが、ここ立川でも花火大会。駅前のデパートが店頭で花火向けのおつまみなどを売っている。昭和記念公園のあたりは大混雑する日だ。
夕食時、遠方から鈍い低音が響く。花火が始まったようだが、のんびり食事をして2階へ上る。ベランダにイスを置いて、家族で花火を見ることにした。やや遠いので花火は小さく見えるのだが、妻は意外に大きくてよかった、と言っていた。
外でBBグラーツのカザマッタを飲む。安くて割としっかりした若いワインだ。暑い日にはちょっとくどい味だが。