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コロナウイルスとコロナワクチンとの個人的な体験 [雑想]

 新型コロナウイルス感染症が猖獗を極めた12月、とうとう私(と家族)も感染してしまった。コロナウイルスに。

経過と感染状況

 まず上の娘が感染した。感染前は満員電車で通学したりライブに行ったり私とアウトレットに行ったりしていたが、どこで感染したかはもうわからない。幸い娘の部屋は隔離にちょうどよく、他の家族との導線が重ならない場所になっていた。とりあえず5年ばかり前に買ったシャープ製の空気清浄機を置いた。隣接するトイレには紫外線(254nm)殺菌装置を置いた。
 翌日近隣の発熱外来の予約が取れ、屋外でPCR検査。予想通りコロナウイルス陽性だった。発熱は39度くらいで、アセトアミノフェンを随時飲んでいたこともあり、数日で平熱に戻ったようだ。大学へ私が連絡し、その後スマートフォンから自分で各種登録を行っていた。

 私の自宅は幸いなことにペットボトルの水が大量にあり(年末なのか安かった)、食品の備蓄はそれなりにあるためさほど困らなかった。それでも私が2度ほど外出して買い物をした。

 しかし。

 娘の発症から3日後、妻が発症した。翌日の発熱外来受診で陽性であった。その3日後私も発熱した。私はもう面倒なので発熱外来は受診しなかった。だから私は患者数にカウントされていない。
 私たち夫婦の感染源は間違いなく娘であって、二人で食事や身の回りの品を届けたり片付けていたので、気を付けてはいたが感染した。・・正直言うと私はそんなに気を付けていなかったけど。

 一時私は二人を看病しつつ下の娘の学校準備などしていたが、私が発症してからは一転、私が部屋に隔離され、他の人が食事だけ用意するようになった。娘もオムライスなど作ってくれた。発症日を発熱の前日と想定し、症状改善もありクリスマス前には隔離解除とした。

 下の娘は病人に近寄らせなかった。そのためかこんなに感染力が強いにもかかわらず、感染しなかった。

私自身の経過
(50代男性・気管支喘息・アレルギーあり・脂質異常症(未治療)・心電図検査で時折異常あり)

 私の症状はさほど重くはなかった。一応ぜんそくとアレルギーがあるので重症化リスクはやや高めのはず。が、発熱も39度になったのが一日だけ。それも私自身は気が付かずパソコン操作していると、顔が赤いと妻が心配して測定し出た数値だった。
 呼吸器系も咳が時折ひどく出る以外はまったく問題なし。血中酸素濃度(これも一昨年中国製のものを購入済み)も一貫して正常だった。
 私の場合、症状はインフルエンザとほぼ同等だった。ただし2017年くらいまでおそらく毎年感染していたインフルエンザは、発熱は37度くらいで咳等の症状はほとんど出なくなっていたが。

 隔離中、時間を持て余している人が多いと聞くが、私は部屋の中で様々できるように環境を調整しており、本も大量にあるしオーディオ環境も整っているので全く困らなかった。動かないので空腹にもならない。

 東京都などから物資をもらったという報告があるが、私は申請しなかった。食品はとりあえずあるし、そもそも陽性者登録には検査結果の添付が必要だったはず。結果は電話でもらっているため医療機関まで取りに行く必要がありそうで、発熱外来がパンクしている現状ではそのようなストレスを医療機関に与えたくないとの私の配慮もある。

コロナウイルスワクチンのこと ~ささやかな後遺障害と思われるもの

 コロナウイルスワクチンは昨年1月末に3度目を接種済み。私の家族も夏までに3回ワクチンを接種済みであった。私はファイザー・ファイザー・モデルナ。他の家族は3回ともファイザーであった。

 私は医療関係者のため2021年4月下旬と5月上旬にファイザーのコミナティを左上腕に筋注した。当日夜からしっかり発熱した。
 そして5月の後半あたりから自覚したのだが、左腕を動かすと時々左上腕に激痛が走る。びっくりするくらい痛い。痛みは一瞬だが治まるのに5秒くらいかかる。
 何度かこの不思議な激痛を経験して、痛みが発生する行動は特異的なものであることが分かった。
 右ハンドルの自動車の運転席に座り、体をひねって後方座席のものを取ろうとすると激痛。助手席のものを取ろうとすると激痛。つまり左上腕が左側方以上に動き、かつ物を取るなど筋肉にストレスがかかると激痛となることがわかった。腕を前方に向けて力を入れても痛みは発生しなかった。心筋炎などの副作用が報告もされており、それらの点からワクチン接種部位の筋肉が炎症を起こしていることが考えられた。
 接種後2か月して「新型コロナウイルス感染症に関する厚生労働省の電話相談窓口」とやらに電話して後遺症の可能性を伝えるが、そもそも電話に出た~おそらく看護師か?~は、時間も経っておりその可能性は低いと、端から後遺症の可能性を否定してしまい、完全には否定しなかったとはいえ、けんもほろろな対応だった。「発症はワクチン接種後しばらくしてから」と話したのだが。
 そんなこんなで自動車運転中にちょっと油断すると激痛が走る状態で年内を過ごした。
 3回目のワクチン接種予約をし、今度はモデルナワクチンを接種したのが翌2022年1月末。接種後数日して気付いたのだが、筋痛が全くなくなっている。痛みを感じる動作をわざとしても、左上腕にストレスをかけても全く痛みがない。不思議なことがあるものだと思う。今も全く痛みはないのだ。

 これがコロナワクチンと私との不思議な事案。

 私含めた家族全員がそれほど強い症状が出なかったのは、ワクチンの効果であろうと思う。現在連日多数の死亡者が出ているが、未接種者の重症率は高いようだ。だからワクチンを否定はしない。ただ情報収集し対応する側が後遺症を否定する思考のようであるので、こうして記録だけ残しておく。

追記

 新型コロナウイルスが上陸してちょうど3年。実は感染した場合に備えて、各種のものを準備していた。トイレの便座に設置するUV殺菌機、酸素飽和度を図るサチュレーションモニタ、非接触型体温計など。
 さらに自動車の中で隔離生活ができるようにトランクにキャンプセットを積んでいたが、それは使用しなかった。やっぱり自動車では狭いし、寒いしね。
 私が一番に感染していたら使っていたかもしれないし、ホテル療養なども利用したかもしれないけれど。

 いよいよコロナウイルス感染症も、感染症法上の2類相当から5類に格下げになるらしい。感染力がインフルエンザの比ではないので、これによる感染爆発と外来圧迫につながらなければ良いが。今でも外来はかなり患者が多い。
 そしてコロナウイルス、死亡率が減ったとはいえ、インフルエンザ並みの症状は出る。インフルエンザは施設などで発生するとこれまでも大騒ぎになっていたけれど、これがコロナウイルスともなると、隔離などで運営が難しくなるのは目に見えている。
 政府はその辺のところは全く考えていなさそうだけど、ここ数年は感染症対策でかなり医療機関等の負担は大きかった。補助金でその辺は何とかなっているが、5類になるとそれも無くなろう。
 来年度以降の医療機関経営は厳しくなりそうだ。

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セバスチャン・ブイエのクリスマスケーキ
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