松山と四万十川と酷道と [旅行]
高知の西の外れ、中村市、じゃなかった今は四万十市に向かう。高知空港から自動車で3~4時間くらい。
よく考えると、同じ車で行くのなら、松山から陸路で行ってもあまり変わらないんじゃないか、と気がついて、松山空港までのチケットをとった。
松山へ行くのは実は初めてだ。
毎年夏、私は実家に家族を連れて帰る。けれど今年はうりが退院したばかりなので、大事をとって私と上の子のKazだけで帰省することにした。
基本的に太平洋上を飛行する羽田-高知便とは違って、瀬戸内海上空を飛行する松山行は、晴れるとなかなかいい景色だった。
これは・・神戸空港
割といい天気で、瀬戸大橋も結構よく見えた
CAの女性がとてもフレンドリーで、娘との写真も撮ってくれた。
松山空港は結構市街地に近いところにある。少なくとも高知龍馬空港-高知市街よりは近い。松山市内までバスで300円。ほどなくして駅前に着いた。
何もない!
なんとさびれた地方都市よ・・と思ったら繁華街はちょっと離れた松山城下のあたりなのね。しかし駅前のホテルだったので、夕食の買い出しが出来ず少し困る。
ホテルについてちょっと休んでから、路面電車に乗って向かうところはやっぱり道後温泉。Kazははじめはいやだと言っていたけれど、路面電車に乗っている姿は楽しそう。
30分に一度動く「からくり時計」と足湯のあたりは人だかりが出来ていた
松山電鉄道後温泉駅
坊ちゃん電車が終点道後温泉駅に到着
道後温泉本館
昔はこちらが入り口だったようだ
駅前で観光用人力車がたくさん止まっている。観光案内もかねて二人で乗ってみる。商店街を人力車が走り抜けていく。なかなか楽しい。やはりKazは喜んでいた。
温泉には入らなかった。Kazは小学生だから、男湯に入るには今時難しかろう。かといって一人で入らせるわけにもいかない。入浴はまた今度。
翌日、高知に行く前に松山城に行ってみる。入場料が500円くらいだし、なんか近そうだし、というわけで出かける前のちょっとした観光のつもりだったのだが。これが意外に遠い。
しかも駅を間違えて県庁あたりで降りてしまい、タクシーを使う。
リフトに乗る 料金も往復で500円 結局そこそこお金がかかる
城は結構大きく、見応えはある
午後から四万十市へ。松山駅前のトヨタレンタカーで車を借りる。中村駅前にトヨタがあるので現地乗り捨てにする。伊予ICから高速へ。四国自動車道は多くの地点が無料化されている。終着点の西予宇和ICで降りて高知へ。国道441号線を通って四万十川沿いを進む。
江川崎付近 この辺から上流の四万十川は本当にきれい
「酷道」! 国道だが所々こんな道がある。一車線。しかもそこそこ対向車が現れる
きれいな景色はあるが、道はこんなだからなかなか停車が出来ず写真が撮れない。もっとすごいポイントもたくさんあるのだが。
こんな「酷道」が四国にはたくさんあり、今密かに人気なのだそうだ。まあ、それでも441号線は大して厳しい道路でもない。ちょっと走ればすぐに2車線道路になるし、対向車をやり過ごすポイントも結構ある。同じ四国の国道439号線は、対向車がくると、どちらかが延々とバックして、やり過ごせる場所まで移動しなければならない。ガードレールもまともに設置されていない。「二度と走りたくない」と私の父は言っていた。
こんな酷道だが、以前よりはかなりましになっているのだ。
道の駅へ寄ったりしたので、結局松山から四万十市内には4時間かかった。借りたトヨタのベルタは25km/Lで走った。高速で走れる道路が多かったとはいえ、クーラーガンガンかけていたし、この燃費を見せられると、ちょっと日本車を選択肢に入れたくなるなあ。
そうそう、四国と紀伊半島の国道はライダーには「酷道」として有名です。松山は23年ほど前のツーリングでいったっきり。懐かしいですね。
by solea01 (2010-08-22 19:48)
何というか、1車線道路って当たり前なんですよ、高知県の山間部って。だから今の整備された状況を見ると「前よりはいいよね」って思います。23年前だとまだ整備されていなかった時期ですかね。バブル景気後に劇的に変わりましたね、その辺の事情は。
今日も秩父まで行ってきましたが、細道を結構な速度で走るライダーがいましたよ。
by Mosel (2010-08-22 22:17)