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そんなに言うなら普天間基地をとりあえず立川に移転せい [社会情勢]

辺野古に桟橋滑走路、徳之島へ最大1千人移転も 首相案
orz__あのね・・。

 虐待をしている親を見分ける方法として、「取り繕うようなウソを言う」というのがある。お尻やら背中やらについた子どものケガを「転んだ」とか、腕にスポット的についたやけどを「ライターで遊んでいて」とか。医者が診ればそれが本当かウソかは簡単に判る(場合が多い)。

 過去遭遇したケースで、あまり詳しくは書かないが、料金未払いの人物に請求をしたケース。「財布を落としちゃって払えなかった」「お風呂に入っていて電話に出られなかった」。このケース、複数の機関を交えて対応していたのだが、両者の証言が食い違い、明らかに料金未払い者の言い分に無理がある。まさに「取り繕うようなウソを言う」のだ。
 色々考えるに、これらの人々は何らかの人格形成上の問題を抱えている、もっと有り体に言えば「子どもじみて」いるように見える。
 「ホントかよ」というようなウソを必死でついて、とりあえずその場をしのぐ。言うまでもなく、しのげていると思っているのは本人だけ。まわりは全く信用していないから、信頼がますますなくなってしまう。放置したって事態はますます悪くなるだけ。せめて誠実さのかけらでも見せてもらえれば・・。

 と、そんなことを普天間基地問題で迷走を続ける鳩山氏を見ていて思った。一部のファナティックな民主党支持ブログが「革命だ」なんて騒いでいた昨年8月末の衆院選。革命なんてそんな甘いものじゃない、当選したメンツを見てみなさいよ、と私は思っているし実際に発言もしてきたけれど、結局今の体たらく、ここまで「公約」を軽んじる政権も珍しい・・いやはや以前の自公政府と全く同じ、だね。

*「革命」ってパラダイムチェンジですよ。保守勢力の権力争いじゃないのよ。そこを見誤ると、今のような失望に陥る。民主党は所詮、80年代ラテンアメリカの保守2党の政権交代と一緒。それを打ち破ってこそ革命と言える。今のラテンアメリカがそうなように。地方議会など多面的に政治情勢を見ていると、その辺がよくわかります。

「普天間」は国外・県外へ 4・25県民大会、9万人が参加

 4月25日、沖縄の大集会は9万人の参加で、普天間基地の撤去を全国にアピールした。9万というと東京で開催したとしても大集会。東京でこの規模の集会を実施したとすると、人口対比で約100万人の参加があった計算になる。

 言うまでもなく大集会だ。そのような集会を沖縄はたびたび行っている。

 忌まわしい事件の後、沖縄人民の大規模な運動で、1996年、沖縄の宜野湾市街地にある普天間基地は、移設が決定した。そしてそれを沖縄県内に移設しようとするから、そしてそれを口実に合州国海兵隊が居座り続けるから、問題が大きくなる。

 米軍駐留問題に関して、よく勘違いされている、いや意図的に勘違いしたふりをしている人々がいる。テレビや新聞の報道もおおむねその流れに沿っている。しかし米軍はそんな存在じゃない。
 そもそも海兵隊は防衛軍ではなく侵略軍である:海兵隊は「防衛」とは関係がない。米軍は日本の防衛のために駐留しているのではない:米軍は「防衛」とは関係がない。そもそも米軍基地があるために他からの侵略行為を防げているという説は何の論証もされていない:米軍駐留は「防衛」とは関係がない。
 彼らは部隊構成から見ても実態から見ても、まごう事なき侵略軍である。侵略以外、何らしたことがない軍隊だ。この事実をしっかり受け止めなければならない。

 グアムや北マリアナ連邦(サイパン、ロタ、テニアンなどです。世界でもっとも透明度の高い海域があります)に移転せよ、という意見もある。確かに沖縄から出て行くことは喜ばしいかもしれない。しかしグアムは合州国の準州で、住民に被選挙権もなく権利も弱い。北マリアナ連邦も、合州国から独立しているわけではない事実上の保護国である。
 これらの地域に住む人たちは、米軍基地を撤去したい、と思ったとしても、その術を持たない。声を上げることすらなかなか難しかろう。こうした地域に基地を押しつけることは、今沖縄が受けている苦難を、より大きなかたちで、彼らに押しつけることにならないだろうか。



 やはり普天間基地は無条件撤去しかない。それ以外の結論はない。

 いや、どうしても移転したいのなら、「移転」が絶対条件なら、私の家のほど近く、横田基地がいい。あんなにでかい敷地なら、いくつか宿舎をつぶして、普天間の一つくらいは入れてもらおう。いやいや、もっと近くに立川基地がある。とりあえず日本軍には出て行ってもらって、そこへ移転するというのはどうだろう。立川はついこないだまで米軍基地があったし、米軍様は喜んでくれるのでは?

 もちろん、地元住民の私としては、ガッツリ反対運動をさせていただこう。日本で唯一、住民の反対運動が米軍基地の拡張を阻止させた地域。この立川の伝統を継続し闘争を続けよう。「こんなところにはいたくない」と海兵隊が音を上げるまで。


・・とまあそんなわけで鳩山氏の言い分がころころ変わるのは、あちこちで普天間の代替地を探して、かつその代替地が見つからないから基地は撤去します、と言うための合州国へのエクスキューズなのでは、という冗談をテレビで言っている人がいた。
 米軍との関係では、核密約を政府が一応認めたし、その他司法権の放棄など各種の密約が共産党の新原氏によって明らかになっている。案外冗談ではないのでは・・。

・・いや、この点だけはやっぱり冗談で終わるか。

タグ:普天間基地
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solea01

確かにあまり変わらない部分も目立つ鳩山連立政権ですが、核密約の問題など自公政権のままなら絶対認めないでしょうね。安保の問題、自衛隊海外派兵問題で考え方は違うので民主党に投票することはあり得ないが、状況的に有利に変化したものは使う。悪法案阻止など国会闘争が必要なものは民主党の議員にも働きかけるというスタンスは必要です。普天間?もはや八方ふさがりなんでしょうが、そうなると普天間継続使用の可能性もありそうだが、沖縄にさらに負担を押しつけ続けるという面では全く同じですね。
by solea01 (2010-05-02 07:12) 

Mosel

核密約を認めたことについては、民主党政権下であったという点が大きいと思います。またこの間飛躍的に証拠が増えてしまい、認めざるを得なくなったという事情もあるのかも知れません。
確かに、民主党に限らず一致できる点や、相手の内紛に乗じるなどで共闘できる点についてはうまくこれらの勢力を活用することも必要ですね。個人的には国会で民主党が自公政権と対立姿勢を強め始めてからは、民主党議員へ誓願・陳情すると対応が良くなったような印象を受けています。
by Mosel (2010-05-03 06:21) 

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