悪いのはあなただけなの? [労働運動~働く人たち]
2カ月の娘揺さぶり殺害容疑 24歳母親逮捕、殺意否定
・・捜査1課によると、T容疑者は1月25日午後8時ごろ~同20分ごろ、自宅マンションで長女のAちゃんを強く揺さぶり、殺害した疑いが持たれている。司法解剖の結果、死因は外傷性脳腫脹で、同課は乳児の頭部を激しく揺さぶった際に脳が損傷する「揺さぶられっ子症候群」で死亡したとみている。 (source:asahi.com)
また一人、子どもが死んだ。
今回の犠牲者は生後二ヶ月。「揺さぶられっ子症候群」という、振り回されて脳挫傷を起こす行為。「症候群」だが病気じゃない。首がすわらないのに振り回されたら・・。
子どもへの虐待はそのすべての事例が凄惨で、正視に耐えない内容ばかり。
けれど・・。
今回、子どもを虐待死させた親はこう言っていた。
「なかなか子どもをかわいいと思えない」
・・ということはあるよね。そう、のべつ幕なしに泣きまくっていると、腹も立つよね。明日仕事があるって時に、絶対休めないときに、始終泣き続けて結局徹夜。子どもって可愛いときだけじゃないよね。つい、怒鳴ってしまうことって、あるよね。
「買い物に行けずイライラ」
・・ってことあるよ。子どもがいると、自由に外には行けないね。今までと違う生活が、長く続くよね。子どもが自分の足かせのように感じることって、あるよね。
それでも、「子どもは可愛い」って周りには言い続けなくてはならない。そう振る舞わなければならない。これは大変なストレス。「ウチの子どもは可愛くない」って、そんなこと言えない。そんなストレスが余計に親を追い詰める。
オタク向けマンガ「げんしけん」の木尾 士目 が出した育児マンガ「ぢごぷり」。子育てのホンネがちょっとリアルに描かれています。
これは特別なこと?大人になりきれていない親が、無計画に子どもを産んだから?意外にそうでもない。子育てをしっかりやり遂げている親が、第2子、3子で育児ノイローゼになる例は、実は少なからずある。私の身近にもそんな人がいた。
親が育児で孤立し、虐待にすすむケースは多い。それがわかっているからこそ、そうした親を支援するシステムがあちこちにある。でもこの人や同様の事例を見聞きするたび、いつも疑問がわいてくる。
学校の中で、ネットカフェのトイレで、出産した嬰児を置き去りにした人。古びたアパートの中から見つかるミイラ化した嬰児。置き去りにして捕縛されるのは例外なく「母親」。そんな事件と今回のケースはよく似ている。いつも疑問に思う。
悪いのはこの人だけなの?もう片方の親の責任は?子どもは両親がいて初めてできるものではないの?
男は罪に問われないの?
子どもを置き去りにしているのは母親だけではない。その母親と子どもを置き去りにした男の存在は、クローズアップされることがない。
女ばかりが、子育ての犠牲になる。働く場も、生活の場も。そしてそれに失敗すると、常に責め苦を負わされるのは女性。
こんな社会が、健全なわけはない。あなた「だけ」が悪いんじゃない。
「我々は女に子供を産ませて育てさせる。そうしてつまらない太った老妻を放り捨てる。」
Woman is the nigger of the world (女はこの世の「黒んぼ野郎」)-- Lennon Ono
・・捜査1課によると、T容疑者は1月25日午後8時ごろ~同20分ごろ、自宅マンションで長女のAちゃんを強く揺さぶり、殺害した疑いが持たれている。司法解剖の結果、死因は外傷性脳腫脹で、同課は乳児の頭部を激しく揺さぶった際に脳が損傷する「揺さぶられっ子症候群」で死亡したとみている。 (source:asahi.com)
また一人、子どもが死んだ。
今回の犠牲者は生後二ヶ月。「揺さぶられっ子症候群」という、振り回されて脳挫傷を起こす行為。「症候群」だが病気じゃない。首がすわらないのに振り回されたら・・。
子どもへの虐待はそのすべての事例が凄惨で、正視に耐えない内容ばかり。
けれど・・。
今回、子どもを虐待死させた親はこう言っていた。
「なかなか子どもをかわいいと思えない」
・・ということはあるよね。そう、のべつ幕なしに泣きまくっていると、腹も立つよね。明日仕事があるって時に、絶対休めないときに、始終泣き続けて結局徹夜。子どもって可愛いときだけじゃないよね。つい、怒鳴ってしまうことって、あるよね。
「買い物に行けずイライラ」
・・ってことあるよ。子どもがいると、自由に外には行けないね。今までと違う生活が、長く続くよね。子どもが自分の足かせのように感じることって、あるよね。
それでも、「子どもは可愛い」って周りには言い続けなくてはならない。そう振る舞わなければならない。これは大変なストレス。「ウチの子どもは可愛くない」って、そんなこと言えない。そんなストレスが余計に親を追い詰める。
オタク向けマンガ「げんしけん」の木尾 士目 が出した育児マンガ「ぢごぷり」。子育てのホンネがちょっとリアルに描かれています。
これは特別なこと?大人になりきれていない親が、無計画に子どもを産んだから?意外にそうでもない。子育てをしっかりやり遂げている親が、第2子、3子で育児ノイローゼになる例は、実は少なからずある。私の身近にもそんな人がいた。
親が育児で孤立し、虐待にすすむケースは多い。それがわかっているからこそ、そうした親を支援するシステムがあちこちにある。でもこの人や同様の事例を見聞きするたび、いつも疑問がわいてくる。
学校の中で、ネットカフェのトイレで、出産した嬰児を置き去りにした人。古びたアパートの中から見つかるミイラ化した嬰児。置き去りにして捕縛されるのは例外なく「母親」。そんな事件と今回のケースはよく似ている。いつも疑問に思う。
悪いのはこの人だけなの?もう片方の親の責任は?子どもは両親がいて初めてできるものではないの?
男は罪に問われないの?
子どもを置き去りにしているのは母親だけではない。その母親と子どもを置き去りにした男の存在は、クローズアップされることがない。
女ばかりが、子育ての犠牲になる。働く場も、生活の場も。そしてそれに失敗すると、常に責め苦を負わされるのは女性。
こんな社会が、健全なわけはない。あなた「だけ」が悪いんじゃない。
「我々は女に子供を産ませて育てさせる。そうしてつまらない太った老妻を放り捨てる。」
Woman is the nigger of the world (女はこの世の「黒んぼ野郎」)-- Lennon Ono
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