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夏の温泉宿-嬬恋温泉 つまごい館 [旅行]

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こんな旅館です。

 ちょっと前、7月、温泉に出かけた。場所は群馬県嬬恋村。嬬恋温泉というのがあって「つまごい館」というそこそこな大きさの旅館である。ふと見たガイドブックにここが載っていて、料金も手頃で、かつ連休でも空きがあったので前日に予約。そう、前日に予約できたんです。
 ここは源泉の温度が低くて35度くらい。そこも決め手だった。夏の温泉、熱いのは困る。熱いと長湯ができない。

 上信越道碓氷軽井沢ICから車で1時間ほど。二つの有料道路を経て到着する。現地はメインストリートをちょっと外れて坂を下り、吾妻川にかかる細い橋を渡ってすぐのところにある。駐車場は・・とりあえず道を挟んだところの空き地に止めるがここでよかったみたい。
 ひなびたところを予想していたら(ウェブサイトの写真は結構当てにならないので)、建物がやけにきれい。新築、じゃないはず。常連さんによると5年くらい前にリフォームしたとのこと。以前は本当にひなびていて、シャワーのお湯もきちんと出なかったみたい。

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泊まった部屋から駐車場?をのぞむtsumagoi3.jpg
部屋の中はきれいです。掃除も行き届いていた

 2階の角部屋に泊まるが、窓からは駅が見える。駅直結と言っていいほどホントにすぐそばに駅があって、吾妻線の終着駅とのこと。朝には登校する学生が見える。視線を変えると北関東の温泉街にありがちの河川風景。でかい吾妻川の状況は、それほど護岸工事もしておらず、素朴な感じである。橋を徒歩で渡るとたくさんのツバメが空を舞っている。シャープなツバメにゆったりした吾妻川の景色。これは意外な絶景。

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左が村営住宅。右下の踏切のすぐそばは駅になっている

 線路を挟んだ向こう側には住宅が見える。田舎の公営集合住宅ってこんな感じなんだよねえ。この住宅のさらに奥にはデイケアセンターや社協があった。ちょっと近代的な田舎の、そして高齢化の進んだ山村風景そのもの。


 温泉は男女とも同じ構成で、内湯と露天風呂。露天は源泉掛け流しの加温なし。元が35度なので温水プールと風呂の中間くらい。内湯はちょっと加温しているとのこと。それでもぬるめ。
 鉱泉っぽい金属臭に硫黄臭。色はわずかに茶色。ゆったりと30分以上もつかれるのは、ぬる湯の特権。
 屋内には飲泉用のシンクがあって、常時温泉出っぱなし。ちょいと飲んでみるが、風呂の湯と同じ(当たり前)。鉄分の味は源泉のものか配管のサビかはよくわからない。そしてほんのりと硫黄臭。

 安いのに食事はほどよいボリューム。中身も悪くないです。

 というわけで小さな温泉旅館で、ほかに泊まる場所もなく、客もそんなに多くない。渋川伊香保IC至近なので有名温泉地に客が吸い取られているのだろう、ここは穴場になっている感があるが、ホントにおすすめな感じがした。現にリピーターが多いみたいで、同宿のお客さんも毎年利用していると言っていた。

 しかし・・。冒頭軽井沢ICから1時間と書いた。しかし実際のところ休日は1時間では無理なのだ。原因は軽井沢駅にできた巨大アウトレットモール。もうICから峠道にかけての数キロが大渋滞なんです。休日の入間や御殿場と同じ。行きは渋川伊香保ICから行くべきだったねえ。行きも帰りも逆ルートだったので、帰りの渋川ルートは、地元の祭りにつかまって、これまた大渋滞。ルート選択下手すぎでした。

 そんな状況なので、吾妻線を利用した、「鉄分」の多い旅にするという選択肢もある。何たって終点駅の至近だし。

 嬬恋から渋川へは、途中名湯の川原湯温泉郷を通る。途中建設途上のたくさんの橋脚を見た。そう。ここは税金の無駄遣いと批判の高い、八ッ場ダム(ヤンバダム)の現場。山奥の中に異様な建造物が林立する光景は、日本社会のいびつさを象徴するように思える。 新政権が、常識的なレベルでブレなければ、このムダはなくせるだろう。その都市型政党がブレなければ、だが。

 そんなことを感じつつの温泉紀行でした。

 そうそう、なかなか更新できませんが、とりあえず生きています。

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