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麻生太郎が招くモラルハザード [社会情勢]

 麻生太郎が新年早々やらかした「平成廿十一年」という表記が話題になっている。

 私はこの手の、政治家による「おバカ」行動はあえて無視してきた。漢字の読み間違いは知識レベルのことだし、そうであれば、ミスから知識を身につけ次回に活かせばよろしい。
 過去にも「シミズノブタイカラ」飛び降りる覚悟を持った議員(確か公明党)がいたし、「ゲンゴドウダン」な発言を行った議員もいた。「ケンケンガクガク」な議論をする人も結構いる。

 つまり実はそんなことは大した問題ではない。昔からあるのだ。

 しかし年頭のこの行動は、ちょっと看過できない問題をはらんでいる。
 新聞報道によれば、自民党支持層での麻生氏の評価は急速に低下しているのだという。というのも漢字を読み間違え、各所からバカにされていることが決定的とのこと。
 となれば、この(彼らにとっての)難局を打開するには、まず知的レベルが低いと見なされている彼の国語能力をまず改善させなければならない。自民党や官邸筋が、少なくともうわべだけはよく見えるよう、彼の言動・行動をきちんと管理しなければならないはずだ。

 話題になった「ミゾウユウ」「フシュウ」と続いた読み間違え、頻繁を「ハンザツ」と発言し、「頻繁」と「煩雑」の区別が付かない日本語レベルであることを露呈した彼。もう崖っぷちの状況にあるはずなのに、周りがそれを抑えない。

 笑っている場合ではない。これはもう、首相官邸および自民党の「危機管理能力」の問題ではないかと思う。ミスを防ごうと思っても防げない組織構造になっているということだ。

 どちらもが管理能力のなさを露呈している。

 もちろん麻生を追い落とそうという勢力が、麻生の暴走を放置しているとも考えられる。しかし彼は自民党の総裁であるだけでなく、日本国の首相でもある。その首相がこの体たらくでは、対抗勢力である私からみても、不幸な事態なのではないかと思ってしまう。

 こうした問題が結局、空軍幕僚長「タモガミ」某の妄想論文問題をきちんと処理できないことにつながり、後期高齢者医療から定額給付金問題まで政策がドタバタすることにもつながり、閣僚がちょこちょこやらかす暴言・妄言問題にもつながっているんじゃないかと思う。

 つまり今、日本は国家あげて「モラルハザード」状態になっているのではないかと思うのだ。

 今、自民・公明=創価学会連合の、組織運営能力が問われている。そして彼らは05年の欺瞞的な総選挙で議席を簒奪したままだ。

 これはもう早く選挙をして、少なくとも自民・公明・創価学会を政権から追い出すしかない。しかしこのままでは任期満了の秋まで居座るだろうなあ。

・・・・・

 困った上司、連続するプロジェクト失敗、情報漏洩事件、うつ病の大量発生。トラブルは個別のものではなく、組織的な問題から発生することは、個人的な経験からよくわかる。そんなトラブルを個人の責任に帰したり、何も責任を取らなかったりするから、事の本質が見えなくなる。これは組織運営の破綻を意味していると言えないか。
 自民党や政府もまた、同じ愚を犯していると言うことか。

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