ピエール・マルコリーニのクリスマスケーキ [食べ物]
この時期はいろいろ変わったものが売られるので、買い物好きの私としてはあちこちのお店に出かけるのが楽しい時期。
さて、今年は何にしようかな。
オーブンが壊れてしまって-といっても電源のスイッチだけだけれど-今年は鳥の丸焼きはやめて、適当に買ったちょっと贅沢な食材でオードブルを作る。私が。
最近ちょっと貧しくなってしまったので、合鴨のスモークとソーセージを中心に、各種のテリーヌを野菜とともに添えてみた。
そうだ。クリスマスケーキは何にしよう。一昨年はジョエルロブション。去年はパスカルカフェ。今年もまた高島屋でケーキを買おうかな、と思って、24日の昼頃に買い物に出かける。
今年は、ミシュラン東京で「順当に」三つ星(と一つ星)をとったことだし、ジョエルロブションプロデュースのケーキを2年ぶりに買ってみようかな。
・・ロブションのレストランには一度しか-しかも安い方-入ったことがないけど。
と思ったらきっと同じこと考えている人が多いのね。ロブションのケーキはとっくに売り切れていて、パスカルカフェのケーキも目の前で売れて、目の前にあるのは「ロブションがなかったらこれにしよう」と思っていた「ピエール・マルコリーニ」のケーキ。
いつも予約しなくても買えたから甘く見ていたら、今年はケーキの在庫が本当に少なかったらしく、危うくどれも買えないところだった。来年からはきちんと予約しなくては。
シンプルなデザインの真っ黒なケーキ
漆黒のケーキは、いわゆるガトーショコラにチョコレートペーストをコーティング。そして三角とカカオの実をかたどったビターチョコを配置した、いつものスタイル。
スポンジ部分はスポンジにチョコを練り込んだと言うより、チョコに小麦を混ぜて焼いたという感じ。切り分けると、しっとりとチョコがにじんでくる。コーティングされたチョコのペーストは厚さが2mmはあるだろうか。
けれど、見た目と違って、ショコラはあまり苦くない。酸味もない。去年のパスカルカフェとスタイルが違って、しっとりしたスイートチョコレートで実に意外。甘々だけれど胸焼けする不快さはない。それはさすがと思う。
去年バレンタインで買ったマルコリーニのショコラは、かなりビターな「大人の味」だったんだけれどなあ。その意外性に驚くばかり。
ショコラティエのケーキを2年続けた。来年は料理人のケーキかねえ。それまでに私が破産していなければいいけど。
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