パンと港と古い建物と-神戸へ [旅行]
神戸というと港と古い建物とパン。
医療情報学会が終わって帰りの新幹線まで時間ができた。珍しいことだ。それで神戸の街をちょっと散策する。三ノ宮から線路沿いに歩き、大丸本店のわきを通って神戸港に行ってみた。
神戸港に停泊している海王丸と日本丸 一般公開もされているようでものすごい人出だった
開港140年とかで、帆船の海王丸と日本丸がそろっていた。ニュースによれば、これは珍しいことらしい。夜にはライトアップされ、大変きれいな情景を(ポートライナーから)見ることが出来た。11月も終わりというのにずいぶん暖か。公園には家族連れがたくさんいる。「ぱしふぃっくびいなす」がゆったりと出帆していく。
公園にサンタマリア号のレプリカ そして神戸タワー
神戸はおいしい(と評判の)パン屋があるので、ぜひ一度と思っていた。5~6年くらい前の雑誌ブルータスに、フランス料理のシェフが日本のパンを食べ順位付けをするというよくある企画があった。で、その中でもトップクラスの評価を受けていたパン屋「ビゴの店」と「ブランジェリー・コム・シノワ」に立ち寄る。
二つとも三ノ宮駅南口のすぐ近く、ビルのテナントとしてその店はあった。両店ともほとんど隣り合っているかのような距離にあるけれど、入口はずいぶん離れている。
大荷物をもって入店すると、店員がすぐ気がついて「荷物はこちらに」と言ってくれたのが「ビゴの店」。こういう親切はうれしいものです。
で、両方の店で試し買い。初日は「ビゴの店」で総菜パンとバターロール。二日目は「コム・シノワ」で菓子パンとものすごく小さなカンパーニュ。どちらも夕食(の一部)と朝食になる。
どちらも満足したので、おみやげにと「ビゴの店」でバタール2本、角食1本(長い)。「コム・シノワ」でイギリスパンとでかいカンパーニュを買うと、もう大きな紙袋いっぱいになるし、これが結構重い。
コムシノワのカンパーニュ 酸味があって日持ちがする
ビゴの店の袋
おみやげとして配ったら、近所のオクサマ方から喜ばれたそうだ。そんなに軒数は多くないのに、ご近所間で妙な「派閥」ができている私の地域。少しは融和のきっかけができただろうか。苦労して持って帰ったかいがあっただろうか。
職場の患者に神戸出身の人がいる。彼女は若い頃(戦前)、神戸の居留地に住んでいて、その後氷川丸に搭乗員として乗船していた、と言っていた。「神戸に行ったよ」と言うとすごく喜んでいた。「神戸、私の故郷よ」と言っていた。
商船三井ビルディング 彼女が若い頃からあったはずのビル
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