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過労自殺とシステム系会社のるつぼと [労働運動~働く人たち]

 ちょっと前のことだが。
 早朝より調布市にでかける。目的はみずほトラストシステムズ。この会社は社員がおおよそ500人程度。旧安田銀行系のIT系関連企業が入っているビルの一角にこの会社はある。
我々の目的はこの会社の前でビラと社員への宣伝を行うことだった。
こんなビラを配布した。何でPDFファイルがあるの? それはこのビラを私が作ったから
 このビル、旧安田銀行系の情報系ビルで、みずほトラスト以外にも複数の情報系企業が同居している。みずほトラストは社員500人弱だが、このビル全体では総数約5000人が働いているとのこと。そんなわけで朝8時半頃から多くの社員が出勤し始めた。そしてビラを取る取る!まじまじと見る人。取ったらあわててポケットにしまう人。堂々と読みながら社内に入っていく人。様々な立場、様々な動きが見えた。社員総数の1割以上がビラを受け取ったであろう。おかげで用意したビラはほとんどなくなった。

気がついたこと
 女性のビラ受け取りは良くなかった。女性は社内で被差別的待遇を受けやすい階層につき、権力に(意識的にせよ無意識にせよ)隷従せざるを得ない志向が男性より多いであろうから、と(好意的に)解釈する。
 インド系と見られる人が多かった。外見からは判断できないが、おそらく中国系の人も多いだろう。IT業界のオフショアリングの進展を感じた。これらの人もまたビラを受け取らなかった。
 けれど何処か、彼ら彼女らも同じ境遇の、同じ立場の人々に出会うかもしれない。そして自らが同じ立場に陥るかもしれない。そうして初めて気付くだろう。私たちの活動が何だったのかということを。
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 しかしまた、私たちは思う。そのような発想をする必要がない社会が来ることを。


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