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ジョエルロブションのクリスマスケーキ [食べ物]

 デパチカが好きだ。もう何年も前から。
 大型デパートの地下は食品売り場との事実はずっと昔からの定番だが、ここ数年来デパチカがブームらしい。

 今日はクリスマスを控えた休日。12/31と並びデパチカが一年で最も活況を呈する日だ。そんなわけで高島屋に行ってみた。ふとショーケースを見ると、妙に高いケーキが売られている。ペックやらル・パティシエ・タカギとかピエール マルコリーニ、テオブロマといった私も聞いたことのあるくらいの名前が並ぶ。で、値段も高い。

 ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブションと書かれたケーキが売られていた。「ブッシュ マロン・パッション」という、マロンクリームのなかにパッションフルーツとラム酒で作られたちょっと堅めのクリームが入っていた。切り株の切り口部分には同型のショコラがあり、それはずいぶんビターな味わい。控えられたマロンの甘みと酸味あるパッションフルーツの味が実に絶妙。全体的に大いに満足。

 名前から見て六本木ヒルズにあるレストランのようだ。もう5年も前、タイユヴァン・ロブションの1階にあるカジュアルレストラン(といっても2名で3万円くらいだったが)で食事をしたことを思い出した。BGMの一切ない静かなレストランは初めてで、料理もなかなか上品でおいしかった。今はタイユヴァンは撤退し、ジョエル・ロブション・レストランとなった。「タイユヴァン」が消えたから「ヴリナとワインの夕べ」みたいな企画はもうないんだろうな。値段は相変わらずみたいだが、味や雰囲気はどうなのだろう。

 今日のケーキはブッシュドノエルタイプで4200円。うーむ。この値段は実に悩ましい。


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