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牛丼のサンボ [食べ物]

 クリスマスイブというのに秋葉原に向かう。いや、今後の予定からみて、年内はこの日しか行く日がないから。 こんな時期に行くところじゃないと思うのだが、これがずいぶんたくさんの人でにぎわっていた。Razerの1600dpiマウスが3980円。これが本日の収穫。

 私はここ何年か食にこだわるようになったのだが、実は行きつけの店は一つしかない。それが秋葉原にある。
 「牛丼サンボ」。牛丼専門店だ。とはいえ大衆食堂のような雰囲気で内装もそれなり。エアコンの効きが悪く夏場は暑くてたまらなかったが、今年冷房を強化したようだ。
盛りが多い。並盛りを頼むと松屋などの大盛りクラスが出てくる。肉質は吉野家などの「ゴム」のような感じではなく、普通に薄切りの牛肉といった感じ。ただ付け合わせの生姜の品質が大変高い。

サンボ店頭。いわゆる「激戦区」の真ん中にある。秋葉原駅から徒歩7分くらい

 80年代半ばに開店したそうだ。そしてメニューの変動が価格含めて一切ない。米不足だった93年にも(米は一部インディカ種になったけど)、消費税率がアップされた97年にも、狂牛病パニックの02年にも、そして今の牛丼珍重ブームにも微動だにせず、牛丼並盛り400円、大盛り500円で通してきた。味付けは昔はバター風味のことがあって、それもまた独特の風味を出していていいなと思っていたけれど、今は普通に醤油系。「お皿」(450円)と「牛皿」(650円)というメニューもあり、それは丼ではなくどんぶり飯と皿に肉をもったものなのだが、「牛皿」なんか頼もうものなら山盛りの牛肉が出てきて途方に暮れること請け合いのシロモノ。

 年末のあいさつに行きたいと思っていた。妻の出産前にここに連れて行ったことが、とっても印象に残っていたのだろう。その時にいた休日だけ出ている若い男性も、私とその時のことを覚えていた。今日は店のおっちゃんとおばちゃんと3人にご挨拶。「子どもは大きくなったかい?」など、この街ではあまりしない類の会話で心温まる。

 もう学生時代から15年も通い詰めているのだ。3年前の狂牛病パニックと吉野家はじめとする価格破壊では本当に心配したけれど、今は昼時には混雑で入れないときもあるほどで、私の心配はちょっと減った。意外にもグルメの街である秋葉原-かつて青果市場があったから-で、いつまでもかくしゃくと営業してほしいと思う。


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コメント 2

kenta-ok

ここ10年間、牛丼には、厳しい逆風なのですね。
by kenta-ok (2005-12-25 23:45) 

Mosel

大手牛丼チェーン店の価格破壊と「品薄戦略」に振り回され、今では安泰かなと思うんですけれども、今後の米国産牛肉問題で、また逆風が吹かなければと思います。あそこが「米国産牛肉は安全性に問題があるから使いません」なんて言うわけもないし。安心して外食ができるような社会であればよいのですが。
by Mosel (2005-12-26 21:58) 

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