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喜ばれるのはいいんだけれど [現場のシステム]

 診療所に行く。なぜか私のところに旧知の事務長から依頼があり、「パソコンが不調」とのことだった。ウイルス感染が疑われるので、時間を作って夕方出かける。
 光ファイバーだった。そしてPCからPPPoEでダイレクトに接続する形式。ウイルス対策されておらず、WinXPのファイアウォールすら切ってあった。状況から見てウイルス感染を強く疑い、その辺の準備をして現場に向かう。トラブル報告のあった前日夕方に感染の可能性あり。メールなどからでなくダイレクトにbotをねじ込まれた様子だった。
 直ちに除去するが、いくつかのシステムファイルを破壊されたらしい。ネットワーク関連の挙動がおかしい。再インストールを指示し翌日設定。捨て置かれていた無線LANルータを介して接続。AVG Antivirusも導入する。まあ、丸裸よりはだいぶましだろう。すべて出費なしで対応する。

・・・
 私は一般事務から「現場経験のあるSEを」ということで短期間病院のSEをしていたが、組織問題、特に情報漏えい事件の問題指摘によって理不尽な異動をさせられたことは以前にも書いた。

 そんなわけで今では全然関係ない職場にいるのだが、相変わらずこの手の依頼が御指名でくる。何でもシステム部自身が、「ウチではできないから」と私へ振っているとのことだ。これらの依頼は別にイヤではないのだが、システム部門が本来行うべき仕事を肩代わりしているようなものなので、現場で喜ばれる快感と同時に、システム部門への不快感も持つ。今回の職場も彼らのいい加減なコンサルトで、数万円もムダな投資をし、そしてその器材は使われず放置してあった。別の職場でも似たようなことを聞いた。
 仕事を受けたからには、責任ある態度を取りたいと思う。そしてただでさえ経営の厳しい私たちの会社にとって、ムダな投資とならない、ムダな人材・部門とならないことをし続けたいものだ。
 一般企業のSEにとっては当然のことなのだろうが、そうではない「ぬるい」職場などどの業種にも、どの地域にもいくらでもある。
 詳しく書くと長くなる。この場ではここまでにとどめよう。


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