広くて美味しい新潟へ [旅行]
朱鷺メッセから信濃川と新潟中心街を望む
11月、学会があった関係で新潟へ行く。私が行った11月15日頃は、天候は悪かったけれど、そんなに寒いという感じでもなかった。けれど上越新幹線で国境の長いトンネルを抜けると、そこは雪国だった。
越後湯沢 このとき車内ではケータイなどで写真を撮る音があちこちから聞こえた
到着して気づく。カメラを持ってきたのに、電池を自宅で充電したまま入れるのを忘れた!どうしようかな、カメラやなんてあるかなと考えて新潟駅を降りると、なんと南口にビックカメラがあるじゃないですか!
α700の電池ってありますか?と店員に聞くと、「α700って製造終了してから問い合わせが多くなったんですよね」等という。あ、カメラ好きの店員だと思う。そしていろいろと調べて手を尽くしてくれる。電池パックは現行品と同じなので在庫はあった。事情を話すと「充電しておきますよ」と快く応じてくれる。助かった。
そんなこんなで学会の合間や帰り道、天候が悪いことや日程が混み混みだったこともあって、あまり出かけることはしなかったけれど。
万代橋 国指定重要文化財とのこと
夜はこのようにライトアップされている
万代橋手前からホテルオークラを
夜の信濃川 奥に見えるのは柳都大橋
三脚などは持ってきていないので、夜景は手持ちで。α700はISO800位が限界なので、ISO固定にして撮影。何とか手ぶれの少ない写真が取れたけれど、シャッタースピード、1/10秒程度が限界かなあ。
港には漁船に混じってヨットも係留されていた
対岸には漁船と屋形船
佐渡からフェリーが到着している
会場の朱鷺メッセから橋を渡ってホテルへ。食事をと思って市街地へ出る。新潟古町は昔から花街として非常に有名だったのだそうだ。場所によってはその手の店も多い。
けれど客引きは全然いない。
どうやら2年前に政令指定都市になってから、新潟市および警察は客引き行為を厳重に取り締まったのだそうだ。店の前には店員と思しき男が立っているが、何も声をかけてこない。つまらなそうにしている。
強引な客引きにも困ったものだが、これはこれでどうかとも思う。
ただこうした地方都市にありがちな、寂れた感じというものはここ新潟市にはあまりない。
古町商店街
ふらふら歩いて、結局ここで食事をする。
青島ラーメン
地元では有名なところらしい。店に入ると君が代がかかっていてびっくり。「すわっ、その手の店か」と身構えると、何だよ。野球の日本・キューバ戦を放送していただけか。
魚系の出汁と醤油ベースのスープ。初老の男の人が一人で客をさばいている。でっかい大釜があってそこで麺をゆでる。チャーシューを丁寧に切ってノリとメンマと薬味を入れてできあがり。1食700円から。
私の他に客一人。意外に空いてるな、と思ったらどんどん客が入ってきた。
新潟一高い朱鷺メッセのビル。ビルの中高層階はJALホテル。当然ここには宿泊せず
31階の最上階は展望台になっていて、入場は無料。「ばかうけ」などで全国的に有名なお菓子のベフコが運営していて、正式名称は「ベフコばかうけ展望室」という。うーむ。
天気が良ければ佐渡島など見えるようなのだが、あいにくの雨。この時期日本海側は天気悪いからなあ。
新潟市街 こうしてみると新潟って島なんだなあと思う
信濃川河口と奥は日本海
佐渡汽船のフェリーを展望台から 頻繁に行き来している
帰りに土産物を物色しつつ思う。新潟は何を食べても美味い。海のものや山のもの、これらがことごとく美味い。日本酒は当然のごとく、繊細で味わい深い。
味噌漬けぬか漬け笹団子といろいろ買い込んで散財してしまう。
職場に持って行った「新潟限定 生煎餅」という、大きな生八つ橋のようなお菓子は、非常に評判が良かった。
・・・・・
前回新潟に行ったのは、もう15年も前。巻町に慰安旅行に行ったのだ。巻町でわき起こった大規模な反対運動が実って、原発誘致が断念された頃。旅行を企画した人の知り合いに現地の人がいて、それでそこに行くことになった。ただ、旅行の性格上、原発の話しはほとんどなかったけれど。
海辺で殻付きの生牡蠣をたくさんもらって、死ぬほど食べた。たき火を起こして焼いて食べもした。今の福島や茨城などの状況を見ていると、これがどれだけ幸せなことかと思う。
また行ってみようかな。
新潟は行った事無いです。
なんでも東京集中の前は人口は日本トップクラスだったらしいですよ。
by ayu15 (2012-12-14 09:56)
そうなんですか。
私が行ったときはまだ、そんなに寒くはなかったのですが、今は大雪で皆さん苦労されているんだろうなと、考えてしまいます。
by Mosel (2012-12-15 07:34)