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テポドン ノドン 自公がドン [社会情勢]

 以前にもちょっと取り上げたが、ビジネスの世界には「FUD」という手法がある。Fear,Uncertainty,Doubtの略で、相手に不安感を与えて、自分の都合の良い方向に誘導するというものだ。
 「不安」をあおるやり方はさまざまで、「みんなやっていますよ(集団心理へのつけ込み)」「乗り遅れますよ(旧式化することへの恐れ)」というのもFUDの一種になる。

 その特性上、進歩の早いシステムセキュリティの世界ではよく行われており、あの大企業、Microsoftも折に触れてこのような手法を取る。

 ビジネスでこれをやられると、あまりピンと来ないかもしれない。なにせ気付かれないようにやっているから。けれど・・。


 「祟りだ、呪いだ。だからあんたはこんなに苦しい。この多宝塔で幸せになれる。この土地を寄進すれば呪いが取れる」。こんな手法で相手を洗脳し、莫大な被害を今でも出しつづけている統一協会(「統一教会」は誤った表記)の「霊感商法」もこの類。

 私が以前住んでいたアパートでのこと。隣の人が入院した。退院すると夜中読経の声が聞こえてくる。叔母と称する人が出入りして、泣き叫びながら経を唱える。そしてポストには「聖教新聞」

 これ「FUD」の手法。相手を不安に陥れて正常な判断能力を削ぎ、自分に都合のいい解釈に導く。タチの悪い「宗教団体」っぽい連中(注1)の手法から、その卑しさが垣間見える。

 ここのところの報道で、ふとそんな事を思った。

 朝鮮の「テポドン」と、ミサイル配置やら発射確認やらで大騒ぎしたマスコミと政府自民党の動き。彼らは何を目指しているのか。
 西松問題と郵便の障害者割引問題での捜査と関連して見ると、いくつかの方向が見えてくる。

「自公政権の巻き返し」という方向性が(注2)

(注1)私は統一協会も創価学会も宗教団体ではないと考えている。彼らは一言でいえば「反社会的カルト」である。
(注2)西松問題や障害者割引にしても、確かに私は民主党に過剰な捜査である「国策捜査」ではないかと思ってはいるが、「きっこの日記」やその他政権交代を願う一部のブロガーのような、だからといって小沢らを擁護するような態度は疑問に思う。その点では共産党の指摘は圧倒的に正しい。企業・団体献金は腐敗の温床となりうることは言うまでもないので、国策捜査の問題は問題として、その点を改善する視点が必要ではないかと考える。
 しかし朝鮮ってなぜに自民党がピンチになるとおいしい材料を提供してくれるのかね。94年の核問題、98年のテポドン、00年の拉致問題、そして今年のテポドン2。裏を探ると興味深い事実が出てくるんじゃないかとも考えている。

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