秋の食材

　10月になり－と言ってももう18日だが、秋の食材が多くなってきた。今日は立川のLUMINEで魚を買う。夏までひいきにしていた立川のサンクローバーは魚屋の兄ちゃんが退職して、すっかりダメになってしまった。昨年までなら安いカンパチ、イナダ、ヒラメ、シマアジあたりが続々入荷しているころだが。
　さてマサバがだいぶお値打ちになってきた。ベストシーズンだ。今日はやや小ぶりのマサバが２匹で400円。これは安い。早速購入して酢で締める。割に新鮮なので、酢締めの時間はやや短めに。もう一匹は明日みそ煮にしよう。
　サバは結構好きだ。安価でいろいろな食べ方に対応できる。アジと並んでオールラウンドな魚だ。しかも円い筒型の魚体、そして柔らかい身と骨は、三枚おろしが非常に楽。同じ科のカツオも同じ傾向があって、さばきの練習にはちょうどいい。けれど近所では最近一匹では売られていない。戻りのシーズンはもうまもなく終わってしまう。
　これだけでは何なので、ふと見かけたアンキモを500円で購入。軽く塩して酒（がないので焼酎）を振って短時間蒸す。我が家は蒸し器がないのでスチームレンジで４分、コンピュータの設定通り蒸してみる。ちょっとグロテスクになったが、味はさすが「海のフォアグラ（これって美味しんぼの第一巻のエピソードにちなんでいる？）」。獣の肝臓と違って血の味はほとんどない。なめらかなクリーム状の食感だ。
　秋が深まり東京は10月からほとんど雨が続いているが、あたたかい食材が急速に増えてきた。台風が沖合にいるので、そして原油高も手伝って漁業の今後が不安ではあるが。
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　アンキモは１歳10カ月になる娘に大好評。モリモリ食べて大人一人分くらいを平らげた。締めさばも勝手につまんでたくさん食べていた。赤ちゃんはこんなもの普通食べるのか？