過労死の裁判

　国立市の川田直さんという方が、おおよそ10年前に自殺をした。職場の研修体制や業務の割り振りが実に幼稚で、まじめだった彼が異常なストレスをかかえてしまったということだ。他人事とは思えない。私の今の職場に異様に状況が似ているからだ。

　遺族のお母さんは、現在ヘルパーをしている。以前は保母だったのだが、事件後ショックで子どもにかかわる仕事ができなくなったのだそうだ。私が彼女と初めて会ったのは、ちょうどヘルパーの講習に行き始めたころだった。
　昨日は国立の診療所を使って会議をしたのだが、終わってから飲み会になって、久しぶりにみんなで結構飲んでいた。口を開けた酒ビンが、中途半端にたくさんあって、それを処理することも必要だったから。でも三造酒あたりは私が強制的に捨てた。毒だよ、あんなの。

　診療所の新任となった比較的若い事務長の、嫁探しだとか住みかの世話だとか、当人のいないところで勝手に盛り上がった。いつも誰かに気を遣う、そしてどんなに飲んでも不快な態度を取らない彼女のあり方は、いつも見習わなくては、と思う。だって私は酒癖が結構悪いから（笑）。