NotemarkでEvernoteと連携できるかとりあえず使ってみる [ガジェット]
ペン型のデバイスなわけですよ。Notemark。で、何ができるかというと写真を撮るのと音声を録音するのと、ついでにボールペンもあって文字が書けるという(笑)。
でもちょっと名前と機能が期待通りに一致していないというか・・。
Evernoteという、データをインターネット上に置いて、検索用のタグをつけて、あと作成・変更した日付をつけて保存しておくことで、パソコンやらポータブルデバイスやらで共有するという、すんごく便利で誰もが使えよ的なアプリ。
私もiPadを買ってから、スマホにもこれを入れ、もちろんメインのパソコンでもこれを使えるようにしてもう1年ばかり使っているけれど、まあ、そんなには活用していないが、ウェブをみていてちょっと気になった情報をこのEvernoteに転送したりする。えらく便利。
何せスマホの小さな画面ではちょっと読みにくいな、あとでじっくり読もうかなっていう情報を、簡単に記録しておけるというだけでも、これは結構便利なのだ。今まではURLをコピーしてエディタなどに貼り付けて保存し、そのデータを再度ブラウザで読みだして、と考えただけで面倒。この「考えただけで面倒」というのは実は重要で、手間がかかると結局やらないままに時間が過ぎてしまう、ということになる。
でも紙の新聞を読んでいると、ちょっと気になった記事をクリップしたいなと思っても、今まで通り切り抜いて物理的に保存、とか、その記事が含まれている新聞一面全部を保存して後で切り抜こうと思って忘れてしまい、はや数年とか。
そんな中でこのNotemark。写真を撮ってEvernoteに転送すれば、その辺の手間が劇的に改善できるかなあ、いや構造的に無理かなあと思いつつも取りあえず買ってみたのである。
このNotemark、カメラとマイクを持っている。カメラは静止画のみ。マイクは音声録音をするためのみに使う。ボイスレコーダーだ。メモリは内蔵のみ。しかし1GBある。ペン上部のスイッチをONにして使用開始。
カメラ機能とボイスレコーダー・・ねえ
このように所有欲をくすぐるEvernoteの文字付きレーザーガイド
写真撮影は本体のEvernoteロゴの下にあるボタンを押すことで撮影可能。半押しするとレーザーガイドが表示され、撮影範囲の参考になる。
ガイドは撮影直前に消えるので、映り込むこともない。
マニュアルによるとこのガイドよりも20%ほど大きく撮影されるとのこと。画素数は300万画素だろう。ピンホールレンズなのでそれほど画質は良くない。
こんなデバイスだが、マクロ撮影は弱い。5cmくらいが限界か。もっとも名刺サイズの撮影も15cmくらい離さなければならないので、近寄ってもほとんど何も撮れない。構造上ボタンが押しにくく、手ぶれなしで撮るのは結構難しい。
補助光として白色LEDがついている。これが明るい。使うと色がヘンになるが、どのみちメモ目的の撮影だから問題にはならないだろう。
新聞を近接撮影したものをそのまま掲載
やや引いた画面ならピントも合わせやすいか
スマフォで撮影 これのみ画像を縮小している こっちのほうがはるかに画質がいいが
ボイスレコーダーとして使用する場合、録音開始はEvernoteロゴの上のボタンを押す。もう一度押して録音終了。
音質はモノラル、サンプルレート8kHz、ビットレート128kbps。二昔前のゲームレベル。要するにメモ用だ。
ファイル構造っていうか
このように中央にUSB端子がある
PCで見るとこの通り
ペン部分を分離するとUSB端子が出てくる。これをPCなどに差すと通常のUSBストレージとして認識される。Notemarkというドライブと、Evernoteというのが現れる。後者はEvernote社のサイトへリンクするショートカットのみ。「Notemark」ドライブにデータが入っている。クリックすると「DCIM」フォルダ。その中にもう一つフォルダがあり、写真データ(JPEG)も音声ファイル(WAV)もそこに入っている。
まあ、iPadでも読める
上記のファイル構造のため、iPadなどのデバイスでもUSBポートが用意できれば接続するとデータ読み込みができる。iPadに接続する際、電源を入れ録音ボタンを押しっぱなしにしてUSBコネクタに差し込む。するとデータを取り込むことができる。
M.I.C Storeで買ったCFリーダーのUSBポートでもこのように認識した
ボールペンも、まあ、一応
ペン型デバイスなので、ボールペンがついている。長さ5cmくらいの小さなペンが入っている。交換用のリフィルは、あるのかなあ。
これだけ?
そう。このデバイス「これだけ?」なのだ。Evernoteロゴの意味は・・連携機能は・・、マニュアルにはこうある。
「Evernoteソフトの連携機能を使って、このデバイスのフォルダ名を連携先に設定すること。するとUSBに差したらデータの読み込みをする」。
おいおーい!
これじゃただのカメラ(と録音)付きUSBメモリじゃんよーう!
Eye-Fiカードみたいに無線LANでリンクして、Evernoteに転送するとか、転送条件を細かく設定できるとか、そんな機能があればいいのにね。
今時スマフォのカメラでもDropboxやEvernoteと連携するのにさあ、と思い、まあ確かにそんなことどこにも書いていないけど、何か特別な連携機能があるのかね、なんて期待していたものだからがっくりする。
勝手に期待した私も悪いんだけど。
そういえば売っていたのが「サンコー」。そういえばここ、ペン型カメラってこれとそっくりの大きさの同じようなUSB端子を持ったデバイスを売っていたなあ。それにちょっと機能追加してロゴつけて、と。そんな商品ですかね。
まあ、とっても機能が限定されているお手軽デバイスだから、わざわざスマホ持ち出してあれこれするよりは簡単かなあ。ちょっと気になる紙の新聞記事、ちょっとクリップしたいときには便利かも。新聞半面くらいなら、結構読めるクオリティだし。
いやでもでも、ピント合わせが結構つらいしなあ。失敗してもわからないしなあ。
スマフォがもんのすごく普及している-スマフォじゃなくてもケータイにほとんどカメラがついている-日本では、あまり意味がないかねえ。写真撮ってDropboxに転送しちゃえばいいもんねえ。
値段はまあまあなので、仕事の関係でケータイにカメラを入れられない、けれどメモ代わりのカメラがほしい人には重宝する、のかなあ。
とてもオススメできませんが、もうちょっと使ってみますよ。とりあえずUSBメモリ代わりにも使えるし、緊急用のペンとしても使えなくはないし。
いや、でも、なあ。ねえ(笑)
メカ苦手なのでよくわからないんですが・・・。
生活保護申請の時役立つかも??
by ayu15 (2012-06-19 10:27)
ayuさん、うーん、ちょっとビミョーなアイテムですよ。
価格も今のところ7千円台半ばだし・・。
by Mosel (2012-06-20 06:43)
Notemarkそんなもんが有るなんて知りませんでした。
Amazonで見てみました。
使いこなせば便利かも。
次々と分からない物が出てきて、取り残されています。
2020年代目標に高速道等を自動で走行する「オートパイロットシステム」なるものも検討しているとか。
まあ、実現しても私は生きて居ないから勝手にやってくれって感じですけどね。
車なんてハンドル握るのに醍醐味が有るのにね。
ぽん太の事で丸2カ月運転して居ませんでした。
人間、益々メカに振り回されますね。
by ponnta1351 (2012-06-23 19:16)
ponntaさん、コメントありがとうございます。
便利なものが登場するのはよいことなのでしょうが、使う側がそれに振り回されるのは本末転倒ですね。
これも買ったはいいものの、結局カバンの肥やしになって、そのままです。写真を撮ってネットで共有という使い方なら、私のスマフォで十分だし、むしろずっときれいな写真が撮れるもので。
2020年代・・まだまだ大丈夫ですよ。もうすぐですよ。
by Mosel (2012-06-26 07:02)