会社で仕事をしていると、2つのタイプの人がいることが分かる。積極的に仕事を拡大する人と、自らの仕事の範囲を規定し、他の仕事を極力やらないようにする人。

・仕事をブラックリスト化して、ブラックリスト以外の仕事なら何でもこなす人
・仕事をホワイトリスト化して、ホワイトリスト以外の仕事は何もしない人

 どちらがいいだろうか。実はどちらもケースバイケースだと思う。要はあくまでもバランスが必要と言うことだが。

 これらのケースがうまくいっているとすれば
・組織が期待しているとおり、自分の能力を発揮して、多くの役割をこなす
・組織が期待しているとおり、自分の範囲の責任はきちんと取れるよう確実な仕事をする

 逆にまずくなっているとすれば
・仕事の範囲を広げすぎて何もかも中途半端、事実上何もやれていないのと同じ
・仕事の範囲を狭めすぎて、事実上何も仕事をやらないのと同じ

 前者は変革期や成長期にある組織、後者は安定期や停滞期にある組織で評価されるタイプではないだろうか。

 ただ実際どちらがいいかと問われれば、後者のタイプを選択する人は少ないのではないかと思う。確かに後者のタイプはいろんな意味で、いろんな立場からみても、なかなか苦しい。