会場の札幌コンベンションセンター

 表題の学会大会へ2017年以来5年ぶりの参加。

 今回初日(実際は11月17日から開始しているが、開会式が18日だったので初日を18日とする)は1日いっぱい会場の札幌コンベンションセンターでの参加。MRIなどの画像・動画をAIで解析し、手動での調整を簡素化するなど、放射線技師や医師の業務支援をするシステムや、画像解析データを蓄積しAI解析でアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症のAIによる初期鑑別をするもの、またWebを使用した精神疾患のAI診断サービスなどがあった。
 久しぶりに参加したので私も質問をしてみたりする。

 午後はランチョンセミナー(マイクロソフト)に参加した後、「日本の医療に期待される今後の遠隔医療について」参加。お恥ずかしいながら遠隔ICUというものを知らなかったので、役に立ちました。


ホテルでのリモート環境。10.5インチだが意外に快適

 2日目はホテルからリモートでの参加に切り替えた。
 リモートにしたのは、この会場、Ciscoのwebexを使っており、その感覚と運営状況を参考にしたかったのと、久しぶりに革靴-それもイタリアのマッケイ製法の-を履いて行ったら見事に足を痛めてしまったから。
*イタリアの靴ってなじむととてもいいんだけど、必ず一度は足を痛めるんだよなあ。
 閑話休題。

 で、2日目。北海道における医療介護の情報共有システムについて。名寄と函館の病院から連携システムの経験について解説。
 うむうむそうだよなと共感しつつ聞いていると、その中で地域医療連携との関係からマイナンバーカードと医療情報との連携に加えて、早く介護保険も連携させよという意見が見られた。学会長・大会長講演でもマイナポータルなどに好意的な視点があった。自民党の「医療DXシステムビジョン」なるものの紹介もあった。
 確かに一元化できれば本当に便利になるし、それは疑いないことだと思う。情報共有でアセスメント情報などは各人がいちいち全部患者・利用者に聞く必要がなくなるのなら。あれ聞く側も聞かれる側も手間なんだよね。でも、うーん。


 ん~、でもちょっと無邪気に過ぎるんじゃないかと思う。

私たちは医療情報を一元化していいような国に暮らしているのだろうか