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鬼怒川温泉でワーケーションというものをしてみた [旅行]

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鬼怒楯岩大吊橋からホテルサンシャイン鬼怒川を望む

 コロナ情勢で急速にお仕事がテレワーク化された。以前「『Zoom』というソフトがどうやらリモート会議では使いやすいらしいよ、動作も軽いし。じゃあ誰も使ったことないからマニュアル作ってみようか」..なんて検討をしていたほんの5年前がウソのようである。
 それに合わせて「ワーケーション」なるワークとバケーションを合わせた造語で、観光地で宿泊し仕事はリモートで行うというのも一部で流行り始めた。いや流行ってるのか?というのは置いといて。
 ワーケーションではないが、ちょうど2年前、東京駅近傍で会議があった際、そのまま銀座でちょっとハイクラスのホテルに泊まったら、同僚から羨ましがられたっけ。リモート参加も可能だったので、iPadでリモート参加しても良かったんだよな。

Otell.comでワーケーションプランを

 さて、最近「Otell.com」というサービスが始まった。なんでもワーケーションをテーマに2泊から4泊とやや長期間連泊するプランを安価に設定し予約できるサイトだった。主に平日でのプラン提供(仕事なので)もあって、気軽に使ってみようと言うには敷居が高目。ただ私は一線から退いているので時間の自由度が高く、この手のものには参加しやすい。というわけでやってみる。「ワーケーション」を。

 宿泊地は栃木県の鬼怒川温泉。鬼怒川に決めたのは、ズバリ価格が安かったから。そして温泉地だったから。月〜金の4泊希望だったが予約できず火曜から3泊。費用は素泊まりだが2万弱(消費税込。入湯税は150円/日で別会計)。実はこの価格ならちょっと先の川治温泉とかではありそうだが、ワーケーション用に設備も整っているだろうと判断し決めた。

 宿泊地は「ホテルサンシャイン鬼怒川」という鬼怒川温泉郷の手前(南)にある14階建てのホテルである。
 ホテルは80年代くらいの建築だと思う。すすけた部分はあるものの、よく手入れされており状態は良好。ホテルのすぐ裏には歩行者専用の吊り橋「鬼怒楯岩大吊橋」がある。観光客の出入りが平日にもそこそこある。
 駐車場は広いのだが到着当日はほぼ満車だった。従業員に聞くと本日は「ほぼ満室です」。あれ、鬼怒川ってちょっと寂れていたんじゃなかったっけ。駐車場が満車の場合はホテルに相談すると空いている場所を用意してくれるようだ。
 受付で手続きすると、栃木県内で使えるクーポン券を3泊分9000円ももらう。この他に全国旅行支援の対象となっているため宿泊費の40%が助成される。そのため実質的にほぼ無料なのである。

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部屋は広くて仕事もしやすい

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作業机からみた景色。手前に庭石がある

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ビデオ会議で案外重要な背景(作業机の反対側)。これならミーティングで背景ぼかしがなくても問題ないだろう。奥に棚があるので花瓶とか茶道具置いてもいいかも

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FNATICゲーミングキーボードをUSBケーブルでタブレットに繋ぐ。Bluetoothキーボードのような僅かなラグもない

 ワーケーションプランとはいえ、現在の私にそのような仕事の課題があるわけではなく、仕事をシミュレーションして今後に生かすのが目的。実際のところはたまりにたまった自宅の本を読んで、読書感想を記録していくというもの。だが写真の構成で十分ビデオ会議や資料のリモート閲覧は可能なはずだ。
 部屋写真の通り昔ながらのホテルの間取りを利用して、広縁に仕事場を置き、宿泊場所とは区切られている。

無線LANがなあ・・・
 リモートで仕事をするには何より通信環境の良し悪しが決定的に重要。チェックインして無線LANにつなげると、IPアドレスをなかなかアサインしない。あれと思って別のAPに接続成功するが、いやいや遅すぎだ。Fingの速度計測で1MB/s程度しか出ない。しかも頻繁に止まる。ほぼ満室らしいのでそれが原因なのだろうが、これでは相当厳しい。
 翌昼になると利用者が減ったのか30MB/sくらいまで改善する。しかし全般的に通信状態は安定せず良くはない。これじゃワーケーションとして使うの厳しいぞ。
 通信が事実上無制限のモバイル端末を持ち込むのが現実的と思う。
 私はビデオ会議ではなく、単に読書が目的だったのでそんなに問題はなかったが。

やっぱり温泉地はワーケーションに不向きかも

 鬼怒川温泉は、さびれたとはいえ巨大な温泉施設群がある。観光客向けの歩行者専用橋とか展望台とか、まあまあ見るべきところがある。最近では廃業したホテルの遺跡を見るのもその一つかもしれない。車があれば日光へもすぐに着く。
 私が宿泊した日は連日ものすごく良い天気。さわやかな秋晴れで外へ出ないともったいない。結局午前は読書、午後は外へ出てしまい、研究がはかどらない。
 温泉はなかなかのもので、サウナもあり快適。温泉に入るとついついだらけてしまう。

 都心のシティホテルなら外へ出て観光をとはなかろうが、でも都心は一般的に部屋が狭いし、これはこれで外出したくなるかもだし・・。ワーケーションはゴールをはっきりさせて、そのためのスケジュールを事前に組んでおかないと誘惑に負けてしまうかも..と温泉施設へ宿泊して思ったのだった。
 まあそんなわけで、良い体験となりました。

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龍王峡 平日なのもあって人は少な目

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帰りがけ中禅寺湖によって観光船に乗りました
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