医療情報技師の更新 ~3度目の更新をしました [医療情報技師というお仕事]
Blog半年も更新しなかった。どうにもこうにも、そんなに仕事が忙しいわけではないのだが。さて。
私の場合5の倍数の年、つまり2020年に医療情報技師の更新がある。ここで2010年、2015年と毎回更新の状況を書いてきて、一時期はこのBlogの人気エントリだったこともある。なわけで5年ぶりにその記事を書くことにする。今回2020年に更新したのは半年前のことだが。
5年ぶりの更新は大幅に変化が
今まで医療情報技師は、更新時期が近づくと郵送でポイント報告書が送られてきた。つまり学会参加や論文の執筆など、医療情報学会が把握している状況を元にポイント通知が送られ、それに記載されていないものについては、別途領収書や参加証明書などを添付して送付することになっていた。
今回(多分昨年度から)から、それがWeb上で閲覧可能となった。
「医療情報」学会なのに、ポイント通知のシステムを今頃構築か、と思う向きもあろうが、新システムの構築や運用はそれなりにリソースが必要になるので、時間がかかるのも止むなしだろう。
まず医療情報学会のサイトから、医療情報技師育成部会のページに行き、更新に必要な情報を登録し入力する。
登録したら次画面で「更新申請書」の印刷を行う。
登録画面
印刷?
そう、申請自体は郵送で行うのだ。申請にはこのほかに、顔写真、実務証明書やポイント加算されていない学会参加等の実績を送付するので、最終的には郵送となる。私の場合は医療情報学会が把握しているポイント数がすでに50ポイントを超えていたので、プリントした申請書と顔写真のみ送付すればよい。
更新を申し込んだ事実については、事前に医療情報学会にネットでも伝わる。私の場合、書類の作成と郵送を怠っていたら、育成部会事務局の方から催促のメールが届いた。
*お手数おかけしました。すみません。職場でクソくだらない心労もあり、私生活にも影響があるほどでして。
そうそう、更新には今まで通り50ポイント以上が必要だが、医療情報学会の生涯学習セミナーの受講が必要である。
以前は最低でも5000円がかかったが、今回は3000円から、しかも「個人情報保護法の及ぼす影響」である。これは(私にとって)タイムリーでしかも安い。これに申し込んでおく。e-learningで自宅でも受講可。
セミナー受講画面。セミナーの内容は結構有用なんですよ。内容に比して安価と思う。
さて、書類をまとめて、角2封筒に収納。通常郵便で送付した。心配であれば、レターパックライトなどが安上がりでいいだろう。
折り返し届いた請求関係の書類や送金後のお手紙。温かい内容です。
程なくして請求書が届く。銀行振込みで支払う。すると4月になって新しい認定証が届いた。
冒頭に掲載した画像の通り、認定証の様式に変更はなかった。いつものものが届いた。いつもの。
・・・・・
例年この時期は病院のシステム更新があって、何かと忙しく気苦労も多かった。情報システムの現場から去って、今回はそんなこともない。むしろ私がマネージする職場は、コロナ感染症下で3~4月は本当に患者が来ずヒマになっていて、マネジャー職になったのに、ここ数十年で一番休んでいたような気がする。
休みどころか徹夜作業もあった5年前には、想像も出来ない状況だった。
とはいえ、面倒な気苦労ばかりは-以前とは全然質が違う気苦労なんだけれど-残っていて、前職で私が常に思っていたような「職場の仲間のために、無理してでもやり遂げよう」という気力も、今はさっぱりなくなってしまった。この感情のあまりにもな変化に、私自身が当惑し驚いてもいる。まあ、原因はある程度分かってはいるのだが、それをここに書くのもアレだしね。
いるんだかいないんだか分からないような情報処理部門が管轄する情報システムを使って、私は働いているが、しかしそこにプロフェッショナルな仕事ぶりは見えない。
私がいた前の病院も、そこが管理する電子カルテシステムに入れ替えて半年、一部では職場が崩壊し、病休者が続出しているとも聞いた。
その話が持ち上がった3年前に、あれほど私は警告していたはずなのに。中小の病院ほど、現場できちんと情報システムを管理する職員が必要と、10年前からこのBlog含め、指摘していたはずなのに。
私が前職場の文化を築いてきたと自負もしていたが、しかしそれは受け継がれず、他者を叩く文化に入れ替わってしまったようなのだ。情報システムの入れ替えという、ストレスの大きな事象があると、職場の矛盾が噴出して、退職者が続出し崩壊するところをいくつか見てきた。そうならないように私の管理下で入れ替えをするつもりではあったのだが。
それに横やりを入れてきた連中は、今回も何の責任もとらないのだろう。
そんな惨状を見るに、私は10年以上も何をしていたのだろうと、何を築き上げていたつもりだったのだろうと、空しくやるせない感情がここ数ヶ月私の頭を支配している。
選択を誤ったのだろうか、何が正しい選択だったのだろうか、と常々思う。改めて転職も考え、理事会の承認も下りて、ほぼほぼ就任が決まっていたとある病院は、コロナ下で患者が激減し、転職の件もペンディングになってしまった。単身赴任も辞さず他県での病院を選んだが、医療関係はどこも軒並み苦しい状況が続いている。
まあ、苦しい状況は「医療関係」に限らないけれど。
これからどうしたものか。どうすれば良いのか。どうしよう、かな。
私の場合5の倍数の年、つまり2020年に医療情報技師の更新がある。ここで2010年、2015年と毎回更新の状況を書いてきて、一時期はこのBlogの人気エントリだったこともある。なわけで5年ぶりにその記事を書くことにする。今回2020年に更新したのは半年前のことだが。
5年ぶりの更新は大幅に変化が
今まで医療情報技師は、更新時期が近づくと郵送でポイント報告書が送られてきた。つまり学会参加や論文の執筆など、医療情報学会が把握している状況を元にポイント通知が送られ、それに記載されていないものについては、別途領収書や参加証明書などを添付して送付することになっていた。
今回(多分昨年度から)から、それがWeb上で閲覧可能となった。
「医療情報」学会なのに、ポイント通知のシステムを今頃構築か、と思う向きもあろうが、新システムの構築や運用はそれなりにリソースが必要になるので、時間がかかるのも止むなしだろう。
まず医療情報学会のサイトから、医療情報技師育成部会のページに行き、更新に必要な情報を登録し入力する。
登録したら次画面で「更新申請書」の印刷を行う。
登録画面
印刷?
そう、申請自体は郵送で行うのだ。申請にはこのほかに、顔写真、実務証明書やポイント加算されていない学会参加等の実績を送付するので、最終的には郵送となる。私の場合は医療情報学会が把握しているポイント数がすでに50ポイントを超えていたので、プリントした申請書と顔写真のみ送付すればよい。
更新を申し込んだ事実については、事前に医療情報学会にネットでも伝わる。私の場合、書類の作成と郵送を怠っていたら、育成部会事務局の方から催促のメールが届いた。
*お手数おかけしました。すみません。職場でクソくだらない心労もあり、私生活にも影響があるほどでして。
そうそう、更新には今まで通り50ポイント以上が必要だが、医療情報学会の生涯学習セミナーの受講が必要である。
以前は最低でも5000円がかかったが、今回は3000円から、しかも「個人情報保護法の及ぼす影響」である。これは(私にとって)タイムリーでしかも安い。これに申し込んでおく。e-learningで自宅でも受講可。
セミナー受講画面。セミナーの内容は結構有用なんですよ。内容に比して安価と思う。
さて、書類をまとめて、角2封筒に収納。通常郵便で送付した。心配であれば、レターパックライトなどが安上がりでいいだろう。
折り返し届いた請求関係の書類や送金後のお手紙。温かい内容です。
程なくして請求書が届く。銀行振込みで支払う。すると4月になって新しい認定証が届いた。
冒頭に掲載した画像の通り、認定証の様式に変更はなかった。いつものものが届いた。いつもの。
・・・・・
例年この時期は病院のシステム更新があって、何かと忙しく気苦労も多かった。情報システムの現場から去って、今回はそんなこともない。むしろ私がマネージする職場は、コロナ感染症下で3~4月は本当に患者が来ずヒマになっていて、マネジャー職になったのに、ここ数十年で一番休んでいたような気がする。
休みどころか徹夜作業もあった5年前には、想像も出来ない状況だった。
とはいえ、面倒な気苦労ばかりは-以前とは全然質が違う気苦労なんだけれど-残っていて、前職で私が常に思っていたような「職場の仲間のために、無理してでもやり遂げよう」という気力も、今はさっぱりなくなってしまった。この感情のあまりにもな変化に、私自身が当惑し驚いてもいる。まあ、原因はある程度分かってはいるのだが、それをここに書くのもアレだしね。
いるんだかいないんだか分からないような情報処理部門が管轄する情報システムを使って、私は働いているが、しかしそこにプロフェッショナルな仕事ぶりは見えない。
私がいた前の病院も、そこが管理する電子カルテシステムに入れ替えて半年、一部では職場が崩壊し、病休者が続出しているとも聞いた。
その話が持ち上がった3年前に、あれほど私は警告していたはずなのに。中小の病院ほど、現場できちんと情報システムを管理する職員が必要と、10年前からこのBlog含め、指摘していたはずなのに。
私が前職場の文化を築いてきたと自負もしていたが、しかしそれは受け継がれず、他者を叩く文化に入れ替わってしまったようなのだ。情報システムの入れ替えという、ストレスの大きな事象があると、職場の矛盾が噴出して、退職者が続出し崩壊するところをいくつか見てきた。そうならないように私の管理下で入れ替えをするつもりではあったのだが。
それに横やりを入れてきた連中は、今回も何の責任もとらないのだろう。
そんな惨状を見るに、私は10年以上も何をしていたのだろうと、何を築き上げていたつもりだったのだろうと、空しくやるせない感情がここ数ヶ月私の頭を支配している。
選択を誤ったのだろうか、何が正しい選択だったのだろうか、と常々思う。改めて転職も考え、理事会の承認も下りて、ほぼほぼ就任が決まっていたとある病院は、コロナ下で患者が激減し、転職の件もペンディングになってしまった。単身赴任も辞さず他県での病院を選んだが、医療関係はどこも軒並み苦しい状況が続いている。
まあ、苦しい状況は「医療関係」に限らないけれど。
これからどうしたものか。どうすれば良いのか。どうしよう、かな。
お疲れさまです(^^)/
by cheese999 (2021-09-17 23:21)