長年システム運用していると、こんなこともあるもので。
*最近さっぱり情報システム系の記事を書いておりませんが、いまだ現職のシステム管理者です。私。

 仕事を終えて、帰宅。さて夕食をとるか、という段になって現場から連絡がある。

 「電子カルテが動かなくなっちゃったんです」「どのフロアも動かないみたいです」

 うひょう!自宅からリモート接続してある程度状況確認できるようにしたので、のぞいてみる。リモートサーバーには接続できるな。では電子カルテサーバーは、と。

 ありゃりゃ、つながらない。動いていないのかな。別の端末にアクセス。これもダメ。院内システムが止まっている。今までもリモートで小さなトラブルは解決させてきたけれど、これは現地に赴かねばならない。

VLANで分けている院内情報システムの一つが機能していない

 職場に到着。現況確認すると、どうやら電子カルテのみならず、ファイルサーバーも機能していない様子である。

 けれど・・

 サーバーは、動いている。エラーも出していない。
 端末は、動いている。これも特にトラブルはない。

 けれど各端末とサーバー間、そして端末相互の通信ができていない。いや、厳密には通信はできているが、非常に遅い。

 当院のネットワークは、VLANで複数のネットワークを論理的に分けている。そのうち、電子カルテのVLANだけが機能していない。その他のVLANは全く正常に稼働している。
 だから私の自宅からリモート接続は可能だったのだ。

 なぜだ。

原因の切り分けを行う