Blackberry Jam

　Blackberry。と書くと時々ガジェットのエントリを書いている私だからRIMのBlackberryのことを書くんじゃないか・・いや、ブラックベリーを植えたのは、確かにRIMのBlackberryに引っかけてのことだったけれど。

　と言うわけで、敷地境界の鉄索に、ブラックベリーを絡ませてもう２年。家の北側だというのに、こいつはにょきにょきと旺盛に成長し、この時期たくさんの実を成らすのである。7月半ば頃からだんだんと収穫でき、8月頭くらいまでどんどんとれた。
　去年よりは収穫時期がずいぶん遅れたのは、冬から春先にかけて寒かったからだろうか。


桑の実なんかと同じ感じです　でもでかい種類です

　病気の妻が、気分転換にブラックベリーを収穫する。健康なときはあまり気にしていなかったのだけれど。

　ブラックベリーはほんの少し甘く、とっても酸っぱい。この手のベリー系と同じく、熟れ時が難しくて、すぐに変色して腐ってしまう。
　足がとっても短い作物だが、だからといって食べてもそんなにおいしいものでもない。
　でもものすごくたくさん実が成るので、もったいないと思いジャムにしてみる。

収穫したブラックベリー　かなり大きい


ナベで煮詰める


こんな感じになる

　いろいろ調べてみる。イチゴなんかは煮詰めてそのままジャムにするようだが、ブラックベリーは種が堅く、皮もがっしりしているので、そのままでは食感が良くない。
　プラスチック製の目の粗いザルで漉すことにする。少し種やら皮やらが入る感じが自然っぽくていいと思うので、完全には漉さない。

　そのままだと酸っぱいので、砂糖を入れる。奄美の黒糖があったのでそれを入れてみた。かなりの量を入れる。黒糖の風味とブラックベリーの酸味がマッチして、結構いい味になる。

　で、そのまま瓶詰めしてボウルに冷水を張り、冷やす。そのまま冷蔵庫に入れると電気を食うので冷水を使う。

　できあがったジャムはややゆるくて、ジャムよりはフルーツソースと言ったところ。市販のジャムっぽくしたい場合はレモン汁とかペクチンを入れるといいのだろう。

　こんな感じでジャムを作ってみたけれど、どんどん増える実を処理しきれず、ほとんどを枯れさせてしまった。
　ブラックベリーは非常に生命力が強く、北米では雑草扱いされているとも聞いたことがある。すごい植物だ。