ペニンシュラ東京でランチを　Peterにて：仕事するマニアの日常：SSブログ

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ペニンシュラ東京でランチを　Peterにて　[食べ物] [編集]

　ちょっとだけ前のこと。
　以前マイル交換したレストランの食事チケットが、有効期限切れ間近であることに気がついた。

　最近長時間勤務が続いているからかなあ。なかなか行けないのだ。

　チケットはペニンシュラホテルでの食事。言わずと知れた五つ星ホテル。そこの２階ヘイフンテラスと24階ピーターが対象だった。

　ペニンシュラと言えば中国料理だろう。そもそもそのつもりでチケットもとった。となれば予約センターでランチの予約を。「春節の時期ですので、予約はいっぱいです。日曜の夜でしたら空きがありますが、クーポン等が使えない期間です。」

春節モード全開　１階「ラウンジ」（というレストラン）での風景

　ああっ！そうだ。春節かあ。もう行く日程が組めないし、背に腹は代えられない。予約をピーターで取り直す。何でもグリル料理のお店とのこと。

　当日朝、自動車で出かける。日曜の都心は意外に空いており、予定より早く着いてしまう。江戸城跡横の交差点からホテルの入り口に乗り付ける。
　ペニンシュラの駐車場は、入り口で車のキーを預け、スタッフが駐車場にしまってくれるシステムだ。楽でいい・・のだが、実はこれだけで別途1500円。駐車料金は10分200円である。
　ああ、私たちは無料でしたよ。食事にそれなりの金額をかけるとある程度無料になる。ポーターが説明してくれたけど良く聞き取れなかったんだなあ。３時間いたけど無料だった。

　さて、時間が余る。仕方がないので買い物に行く。ファンデーションを買わされる。そんなに高価なものではないからまあいいか。

専用エレベータ

　ピーターへ行くには専用のエレベータを使う。エレベータ内にはボタンがほとんどない。エントランスはおしゃれで、昼なのにムーディーな雰囲気。
　ドレスコードはカジュアル。どんな格好をしても良い。とはいえそんなものはあまり関係がないのでめいめい好きな格好で行くと良い。

シーフードとオーガニック野菜の前菜　市場が近いからか海鮮ものが多い

　いわゆる「インスタ映え」を意識したのか、ズワイガニの足が屹立している。ウニ、ホタテ、カニ、エビ、サザエなどなど。

ポーチドエッグ

　むはっ！しっかりした白トリュフバターの香り付き。ポレンタの上に乗っている。

メイン　低温調理した牛

私は豚のローストを　ピュレは何と菊芋とのこと

デザート　この後コーヒー、か紅茶で締め

　お菓子は一人一皿。葉の形をした皿は取り外し可能。これも見た目アガる系の盛り付け。

客層は幅広い

　ベビーカーを持ち込み子連れの客も結構いた。小さな子どもと入れるところはあまり多くないはずなので、その点の需要はありそうだ。年齢層は幅広く、日曜ということもあってかそこそこ混んでいる。かといって騒がしくもなく、落ち着いた空間であった。

　高層階でもあり、窓の下には皇居前広場。そして別の窓からはスカイツリー。ちょっと天気悪かったけど、昨今の東京、暴力的な太陽光が入らないのは私的にはこれで、いい。

で、結局

　うん。まあまあ。うーん。やっぱり、まあまあだよ。
　高級とはいえホテルのレストランである。もちろん決して貧相ではなく、かといってすごい！というわけでもない。そう言えば４～５年前、近くのシャングリ・ラで食事をしたときと同じような感覚があった。あの時も、うーん、まあまあだなあ、と思ったので、このBlogには書かなかった。その感覚が久しぶりによみがえった。同じホテルの上階でも、ピエール・ガニェールはさすがだったけど。じゃあなぜ書いたかというと・・。

　実は今日の連れ合いは、私の上の娘。妻は遠出をいやがり、下の娘も同じだった。上の子はこうして一緒に買い物などに行くことが時々ある。
　三越銀座４丁目店でファンデーションを買って喜んでいた。人目をはばからず入力していたSNSを見るに、初めての「デパコス」（デパートの化粧品売り場で買う高いコスメのことらしい）なのだそうだ。そして初めての高級店と言うことで、あまり口には出さないが、相当良い体験だったようである。行きは口数少なかったが、帰りはそうでもなかった。

　彼女の小さい頃の写真はこのBlogにも少しあるけれど、すっかり大きくなり、今年（今年度）から高校生。毎日忙しく学校に行き部活やバイトもしている。さる番組でテレビに出たこともある。もちろん反抗もするようになったし、何より金もかかるようになった。けれどこうして一緒に出かけることがある。二人だけで。

　さて、このような時期が、いつまで続いてくれるのだろうか。
　今日のことを思い出し、懐かしく思う日が来るのだろうか。父親としては何とも不思議な気持ちではある。