先日、電子カルテの中規模バージョンアップがあって、病院に泊まり込んだのである。深夜1時頃には作業が終わって、ベンダは一度帰ってもらうことになった。
 私はそのまま泊まり込んで、作業の報告書やら、翌朝考えられる対応などを検討していた。

 けれどこの作業は、本当は前日23時には終わる予定だったのだ。それがここまでずれ込んだのには訳があって、それがマイクロソフトのWindowsUpdateというパッチ適用だった。

 Windowsは、緊急時を除くと、毎月定例のアップデートがあって、インターネットからパッチをダウンロードして適用するのが慣例になっている。
 当初、10年くらい前はパッチ適用によるトラブルが散見されて、セキュリティ上の脅威も少なかったことから、あまり重視されていなかったが、今ではほぼ必須の機能と言っていい。

 当院も院内ネットワークながら、様々なリスク&ベネフィットを考慮すると、やはりやらざるを得ないだろうという結論になって~いや、ま、その・・私一人で考えて結論出してますが~WindowsUpdateを実施しているという状況だ。

 さすがに昔のトラブル話を各所で聞いている私は、パッチを即日適用することはせず、2~3日してトラブル情報が出ないのを確認してから適用している。今回も特に大きなトラブル事例はなかったはずなのだが・・。