うひー！忙しい!!
この時期、私たちの病院では研究発表の機会が増えて、病院だけじゃなく上位組織のそれもあって、研究会だらけである。
年度末は来年度に向けての方針とか予算作成とかいろいろ重なりただでさえ忙しいのに、今年は介護保険の改訂も見込むものだから忙しさが増加する。
さて、研究発表と言えばかつてはプリント配布かフィルムのスライド投影だったのが、今やすっかりM$のPowerPoint。研究会の準備や運営側に何かと立ち会う機会の多い私だが、ほんの数年前からずいぶんと変わってきた。10年前はほぼゼロだったのが、５年前には発表の2/3程度。今ではそれを使わない発表がほとんどなくなった。
もっともIT化の遅れる看護系でもそんな調子で、先日の研究会でも演題40のうち、PowerPointを使わない発表はわずか２演題。隔世の感がある。
しかし昨年あたりからこのPowerPointに落とし穴が発生した。それがOffice2007の登場とともに現れたPowerPoint2007の存在だ。
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このPowerPoint2007、
互換性がさっぱりない。2007形式のファイルは拡張子も違う。
もっとも以前のバージョン、2000や2003形式で保存できる機能はある。で一見保存できるのだが
2000や2003では実は開けないというのがミソ。これで研究会当日にデータを持ち込んで表示できないというトラブルが多発している。
・・私たちの研究会は自前のPCを持ち込んでプロジェクタに接続することは一般的には行っていない。組織で用意したPCに事前にデータを送付して設定している・・
そこで私は会場設営に呼ばれた際には
PowerPointViewer2007のプログラムを持ち歩くようにしている。これは2007形式のスライドを表示できる（表示と簡易な印刷機能しか持たない）プログラム。無料でM$のページからダウンロード可能。これでこないだの研究会当日に発生したトラブルもサクッと解決。
しかしこのViewerプログラムにも落とし穴がある。Office2000や2003をインストールしていると、そのままでは導入できないのだ。厳密にはインストールできるんだけれども、その後起動しなくなる。対処法はOfficeのディレクトリにちょっと細工して、dllファイルをそこに移してあげないといけない。これでは普通の人は導入できない。
2000や2003では動かないからこれを導入するのに、こんな面倒な手続きをとらなくては導入できないとは、評判の悪いOffice2007をなんとしても買わせようとする細工なのでは、と勘ぐってしまう。
まあ、操作感覚が大幅に変わってえらく評判の悪いOffice2007だけども、ちょっとPowerPoint2007を使ったところ、機能は大幅に進化しており、操作もすぐに慣れそうな感じ。個人的にはOpenOfficeのImpressより使いやすくて、悪くないという印象だけれども。
PowerPointViewer2007のダウンロード先はこちら
Office2003等が入っているためにPowerPointViewer2007が起動しない場合の対処策はこちら・MSOfficeのプログラムが入っているディレクトリ（一般的には「C:\Program Files\Microsoft Office\Office12」）を開く。
・「1033」というディレクトリを作成（多分ないから）。
・「ppvwintl.dll」というファイルを検索し、先ほど作成した「1033」ディレクトリにコピー。
・これでOK。ああめんどくさい。
M$によれば
「この問題は、英語版の Windows がインストールされているコンピュータに英語版以外の Office または PowerPoint Viewer をインストールしたときに発生します。」とのことだが、
日本語版のWindowsがインストールされているコンピュータに英語版以外のOfficeまたはPowerPoint Viewer をインストールしたときにも発生する。なお対処法は同じ。
こうした研究会に発表するスライド作成の多くを、私がアドバイザーとなって関わるものだから、結構時間を取られた。けれどこうしたことを通じて、他の部門がどのような仕事をしているか、どのような問題意識を持っているかが見えるから、実は私にとっても重要な出来事なんだよね。信頼してくれる仲間には感謝です。
あ、私の発表ですか？今年も失敗が許されないプレゼンで、後日反響を聞き面はゆいやら一安心やら、という感じです。