Sony Xperia Tablet ZでKindleアプリを入れ表示させたところ。実際の表示領域はもっと大きい iPadの4:3画面(1024x768)と違い16:9(1920x1080)のフルHD。このように横長(縦長)だ。
表面は全面液晶でゴリラガラス。メカニカルスイッチはない。エッジ部分はiPadより小さい。ソニーのテレビBraviaのエンジンを利用したモバイルブラビアエンジンとやらで、画面はくっきり鮮やか。しっとりした発色のiPadと比べて好みが出そうだ。もっともこのエンジンはOFFにすることもできる。
裏面はマット加工でXperiaのロゴが入る。好みもあろうが、iPadのアルミ筐体とXperiaのプラスチック筐体のマット加工では、私は後者を選択したい。手触りがいい。
ソケットには全部カバー付きMicroSDスロットのカバーを開けたところ。向かって左側がMicroSDスロット。右側は、おそらくSIMスロットか(私のはWifiモデル) スイッチ類は非常に小さい。誤操作を避けるためと防水のためだろう。若干の使いにくさはある。ただ外に出ているスイッチは、電源ボタンとボリュームスイッチ。
イヤホンソケットやMicroSDスロット、USBソケット(MicroUSB)、そのすべてに防水カバーがついている。
そう、防水仕様なのだ。急な雨にたたられても大丈夫。風呂に持ち込んでネット視聴することも可能。あまりおすすめはしないが。
USBケーブルと充電池には注意 充電は別売りのクレードルを買えば簡単だが、別に買わなくてもMicroUSBソケットにケーブルを差し込んで、付属の充電器で充電できる。充電器は2A仕様。iPadと同じだ。
サードパーティーの充電器や充電池には、出力が1A程度しかないものも多いので、そうすると充電できないことはないようなのだが、時間がかかる。
USBケーブルも、きちんと充電対応のものを買わないと、通信はできても充電できないこともあるので、この辺も注意が必要だ。
ほんのちょっとだけ、困ったことゴリラガラスと本体の端にスキマがある。ここにゴミがたまる
液晶画面。エッジ部分はiPadより小さくスマートだが、しかしこれがトラブルの元にもなる。エッジ部分を持って持ち上げると、たまに機械が反応してしまう。何度も画面をタップしたような、カチカチと激しく誤動作することがあるのだ。ちょっと華奢な筐体なので機械がたわんで反応したのか?いや静電感知式のパネルだろうからそれはなかろうが。
表面の端は小さな溝がある。デザイン上か工作上の問題かは不明だが、これはいただけない。このスキマにゴミがたまるのだ。すぐに吹き飛ばせばいいのだが、結構気になるし、外でXperiaに息を吹きかけるなんてみっともないし。iPadはフルフラットなので、そんな心配はなかった。
裏面のマット加工はそんなに丈夫ではないようだ。早速小さな傷ができた。もっともこれは、PC用のカバンにそのまま他のものと一緒に放り込んでいる私の使い方にも問題があろうが。スリーブケースなど用意するといいだろう。純正は結構お高いが。
AndroidとiOS Android OSのこと。かなり性能の良いTablet Z(Quad Coreで1.5GHz動作をする)だが、動作に引っかかりがあったり、アプリ起動や画面上のボタンへのタッチなど、ちょっと反応が鈍かったり、押したのか押していないのかよくわからなかったりと、違和感は少しある。
これはiPadやiPhone(iPhone5も持っています)などと比べて、Android側は改善を要する点だろう。iOSは、なんというか、画面上の仮想ボタンであっても、リアルなボタンを押したかのごとく、反応してくれる印象が私にはある。いや、そりゃリアルボタンのようなクリック感はないけれども。どうもその点Androidはそっけない。
これはXperiaが10インチながらFullHDの解像度であり、画面によってはボタンが非常に小さくなってしまうことも関係するのだろうが。
やっぱりiPadはすごい こうして新型のXperia Tablet Zを購入して使うほどに、iPad2とは本当に洗練された機械なのだなあと、つくづく感じる。今まではこのような新型デバイスを買うと、以前のデバイスはお蔵入りしてしまうものだが、iPad2については未だに使用時間が多い。
去年、iPad2と全く同性能で大きさが小さくなっただけのiPadminiが、新型として販売された。Appleも、iPad2がデバイスとしては十分な性能を持っていると判断したのだろう。
iPadはハードやOSだけではなく、アプリも全般的に洗練されているようにも感じる。AndroidのTabletを使ってみて、その辺がよりくっきりと見えてきた。
やはり、Appleはすごい。
しかし、これからもそうであるかは、わからないよ?