医療情報学会の学術大会があった。仕事に大いに関係あるにもかかわらず、ケチな会社は費用を出さないものだから自腹で行く。11月1日から3日間、会場は東札幌のコンベンションセンター。だだっ広い敷地に、平べったい建物がある。まわりには何もない。内地の人がイメージする、いわゆる北海道的な場所にある。

こんな感じのところでした
 大会の内容は実にエキサイティングで、初日から充実した内容で実に楽しめた。特にオープンソースソフトのセッション、そして医療情報技師と上級医療情報技師の今後に向けてのセッションは知的関心をくすぐられる内容だった。病院でのコンピュータシステム運営に関する組織づくりについてのセッションでは私も質問したのだが、すぐ隣に演者のマスターが座っていてあいさつされたのには恐縮。これが実にいい人だった。

 札幌は5年ぶりだった。私の職場の患者に札幌の人がいて、ちょっとお話をしたら「ずいぶん変わりましたよ」と言われた。確かにそうだった。
 札幌駅前は再開発があったらしく、大丸や駅ビルが今世紀の建築然として存在している。かつてランドマークだった(元)そごうビルはうらぶれた様を見せていた。北側には高層マンションがたくさん建設されており、その点だけみるとずいぶん変化した印象がある。しかしそれは駅前の半径数百メートルのみ。
 やっぱり札幌は全然変わっていないよ。いつも使っていた道、アスファルトの舗装すらあの頃のまま。