国民は公約を判断して候補者に投票するものなのに、その公約が守られなかったり、ハナから守る気がなかったりする現状で、何を頼りに投票したらいいのだろう。

・・選挙に立候補する候補者が政策を訴える(この内容が「公約」)

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     |←-ここで候補者が政策を訴える場が少ないと国民に意見が届かない。
     |  結果テレビ露出度が高いなどの「有名人」や大政党に有利になる。
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・・選挙権のある国民が公約を比較し候補者に投票

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・・候補者が当選、代議士になる

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     |←-ここで公約がウソっぱちだと国民の意志を代行していないということになる。
     |  国民は何を判断して投票すればいいのかわからなくなってしまう。
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・・代議士は公約を実行(結果的に投票した国民の意思を代行)

 という代議制民主主義の基礎から考えてみる。政党が乱立してなんだかよくわからない、というときは、基本に立ち返って考えてみるとすっきりすることがある。

 ここではあらためて「公約」というものを考えてみたい。