へうげもの 22巻より
なんだか、盛り上がりに欠けているらしいのである。
参院選が。
そして争点が曖昧なまま、現政権である自民・公明が、いずれ自民の極右派と合流するであろう「おおさか維新」と併せて、改憲派が2/3を参院で得そうな雰囲気であると。
これは何なのか。
ちょっと前にこんなことが話題になった。内容や経過については以下のサイトに詳しい。
フジロックSEALDs奥田出演に「音楽に政治を持ち込むな」と炎上させたバカどもは音楽とフェスの歴史を学び直せ (リテラ:2016年6月21日)
(前略) こういった炎上コメントが飛び火し、「#音楽に政治を持ち込むな」というハッシュタグができる事態にまで発展したのだが、この状況に対し、まず、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏はツイッターにこうポストした。
〈フジロックに政治を持ち込むなって、フジロックのこと知らない人が言ってるよね。これまでいくつものNGOやアーティストがさまざまな主張をステージて繰り返してきたわけだし。ただ、ちゃんと真顔で「うるさいよ、馬鹿」くらいは言い返しておかないと、ちょっとだけ何らかの自由が削られる気がする〉(後略)
まあ、タイトル通りの事柄なのである。(*)
(*)まあもっとも、ネトウヨがフジロックに絡んだ原因は、SEALDsの奥田愛基氏が出演するということも大きいのだろう。amazonをみると、彼関連の書評(ユーザーが匿名で自由に書ける)がネトウヨの誹謗中傷で埋め尽くされているのがわかるだろう。要は彼がネトウヨのターゲットになっているということなのだ。で、フジロックに奥田氏が出演することに、ネトウヨ脳が噛みついている、と言うことでもあろう。
最近このような事象が多い。
「政治的」とされる事柄を一方的に排除し始める事例が。
安倍政権になると激化する「政治的」なものの排除
たとえば2014年、「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ俳句が三橋公民館の「公民館だより」に掲載されることになったが、公民館側が公民館報の俳句コーナーを削除して一方的に発刊した事例
「九条俳句市民応援団」
東京都国分寺市で行われる「国分寺まつり」に地元の「国分寺9条の会」が、2014年以降「政治的」を理由に出店を拒否された事例
国分寺9条の会
で、2014年から一斉にこのような事象があちこちの自治体で発生しているのである。いずれもそれ以前は行政が後援することはよくあった。憲法が99条で公務員等による憲法遵守義務を謳っているから、これは当たり前であったのだ。
それが安倍政権発足から1年ばかりたってこのような事態が多発することに、関連性を無視することはできまい。
こんな情報もある。
<池上彰がテレビ局の「忖度」の裏に安倍政権の圧力があることを明言!「テレビ局には連日、抗議と“電凸”が」(リテラ:2016年7月6日)