イメージ映像(一応)

 上の娘が卒業する。

 小学校を。

 小学校に上がったことをついこの前のように思い出すことができる。本当に長かったような、あっという間だったような。
 低学年時、若干の学級崩壊っぽい感じになった-担任教師が病気休職した-こと以外は、特に大過なく進んでいたように思う。

 半日ほどかかった卒業式が終わって、校庭に集まった教師と児童、そしてその親が写真を取り合っている。それこそたくさんのペアを作って。あちこちで、パシャパシャ写真を撮っているのが現代の光景っぽいなあと思いながら、校舎を後にする。

 娘と仲の良かった子は、同じ学区ではあるのだけれど、スポーツ特待や私学受験などで別の学校に行く子も何人かいる。

 これが今の卒業式だ。


 さて、単に喜んでもいられないこともある。


 今年も早々と「処分」された教職員がいた。24日に行われた卒業式での「処分」内容が翌日付で発表され、その翌日に新聞報道されるのだから、これはもう内容の検討もない機械的な処分というものだろう。

 それは、「君が代」斉唱時の不起立による「処分」である。