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ジョエル・ロブション(の安い方)でランチを~La table de Joel Robuchon [食べ物]

 ANAでマイルを溜めていると、いずれは期限が来てしまう。期限間際に何にしようと迷い、いつものように弾丸旅行をと思ったけれど、忙しくてとても無理。そういえばマイル交換クーポンに、食事券があったっけ。あ、ロブションがあるよ。

 そんなわけで恵比寿のシャトー・レストラン、ジョエル・ロブションに行くのである。押しも押されぬミシュラン三つ星。けれど一階にある「LA TABLE」はちょっとカジュアル。それでも二つ星をとっている。

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こんな感じで恵比寿ガーデンプレイスの一角にある。この建物全てがジョエルロブション

 ANAのマイルクーポンなので、内容はFIX。おそらくサービス料、税込みで9000円くらいのコース。飲み物は、今回はグラスワインをいただく。日本の甲州がオンリストされていたので試しにこれにしてみる。非常にドライで食事には合いそう。
 アミューズ、アントレ、魚と肉それぞれ一品ずつ。そしてデセール。ランチなので一つ一つが軽め。
 ワイングラスはSpiegelau。青山のアッピアアルタもこれだった。シルバーはErcuis。高級食器メーカーだが、ここではMezzoという、ステンレスでちょっとモダンなデザインを選択している。

 私たちが座った席は、店の角。フラットなソファのL字型の部分。90度で斜めに向かい合うようになっている。カップルで食事するには、実は対面よりもこの方が良いのだ。(上司と部下が面談する時も、対面だと対立する傾向があるので、あえて90度で向かい合うという手法がある。)ただ、サービスする側はちょっと大変になる。

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デセールのようだがこれはアミューズ。上に載っているのはズワイガニ。トマトのジュレとアボカドのムース

さすがに美味しいです

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高級なワインは飲み手を選ぶ ~ウンエンドリッヒ2002 [食べ物]

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Riesling Unendlich Smaragd 2002 F.X.Pichler

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埼玉の松澤屋で購入

 オーストリア、ピヒラー醸造所の、ドイツなどでは代表的なブドウ品種「リースリング」を使った白ワイン。日本語表記は「ウンエンドリッヒ」。「無限」の意味を持つ。Smaragdは「スマラクト」。ヴァッハウ格付で最高ランク。
 裏のラベルにはTrockenとある。Trockenとは辛口のこと。「辛い」というか「硬い」、もっと言えば「苦い」感じになる。

 おそらくオーストリアで最も高級なワインの一つ。

 輸入元のウェブサイト「株式会社エイ・ダヴリュー・エイ」を見てみると、Unendlichは1998年から作り始めたよう。ということは4年目のヴィンテージということになる。

 オーストリアはドイツと近いこともあって、ワインもよく似た傾向のものを作っているようである。ただこれは、高級酒ではあるがしっかり発酵させて、アルコール度数高く、味わいは辛めに作っている。

 2013年3月。11年熟成のこれが、ちょうど良い頃と思い、早速他家のホームパーティーで試してみる。最近はコレクションを消費する方向に切り替えたので、こうして高級ワインが開けられることになる。

硬いんだこれが

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アルザスの貴腐ワイン・・と七面鳥 ~ 今年のクリスマス [食べ物]

 今年のクリスマス近傍で食したもの。

アルザス最高の貴腐ワイン

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Domaine Zind-Humbrecht Pinot Gris 2000 Selection de Grains Nobles

 長い名前なので解説すると、フランス、アルザス地方のトゥルクハイム村にあるワイナリー、ツィント-ウンブレヒトによって、2000年に収穫されたピノ・グリというぶどうを使って作られた、アルザス最高レベルの貴腐ワイン。「Selection de Grains Nobles」という呼称は、アルザスで作られる最高に糖度の高い貴腐ワインに与えられる称号で、「SGN」と略される。
 作り手のツィント-ウンブレヒトは、ツィント家とウンブレヒト家によって半世紀ほど前に設立されたワイナリー。アルザスでも最高の作り手として知られている。

 このワイン、4年くらい前に買って私のセラーで寝かせていたものを、とあるホームパーティーで供してみた。秋に立川のフランス料理店で食事会をした際、アルザスのワインが意外に好評だったので、味覚に鋭い人が多く参加することもあり、ではアルザスでも最高レベルのものを持って行ってみようと、イタズラ半分にセレクトする。
 ついでに賞味期限間近のウォッシュチーズ、ポン・レヴェックが安かったので買って持って行った。

 このワイン、「ロゼワイン?」と聞かれたほどに、ややカラメル色を帯びた金色のワイン。とはいえ今年で13年の熟成。この手のワインではまだ若い。このまま熟成が進むと、50年くらいで真っ茶色になる。100年ほどすれば黒っぽい色になるはずだ。

 皆さんの期待の中、しばらく落ち着かせてから飲んでみる。

驚愕の味わい!!

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Pierre Gagnaire ~ピエール・ガニェールでランチを [食べ物]

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目いっぱい手ブレていてすんません

 年を取ったせいか居酒屋の喧噪がイマイチ苦手になった。
 年末、職場の忘年会をどこでやろうかという話になって、人数少ないし、妊婦もいるしで、近所のフレンチレストラン「ビストロすぎ浦」で食事会にしようということになった。結果は大好評。
 また年始には仕事の関係で、西麻布の高級イタリアン「アッピア アルタ」の、しかも個室でディナーをいただけるという幸運にも恵まれた。クエのポワレがおいしかったよう。

 するとちょっと困ったことになるわけで。

 私一人だけがそんなところで食事をする。妻は病気で療養していることもあり、なんだかちょっと後ろめたい。

 けれど子どもたちはまだ小さいので、そんな店に連れて行くわけにもいかず。

 妻と二人で食事に行くには、必然的にランチだけしか選択肢が無くなってしまう。

 そんなわけで、食事の予約をし、六本木に出かけることにした。溜池山王駅にほど近い、ANAインターコンチネンタルホテル36階のフレンチレストラン、ピエール・ガニェール。東京のこの店はミシュラン二つ星だ。

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Pommery Cuvee Louise ~高級シャンパーニュを久しぶりに [食べ物]

 明けましておめでとうございます。

 松の内も終わったというのに、クリスマスのことを書いてみる。

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Pommery Cuvee Louise 1999

 一頃鬼のように高価だったプレステッジシャンパーニュだが、ようやく価格がこなれてきた。アベノミクス(*)とやらに浮かれてドルやユーロが反騰気味だが、それでもリーマンショック前とは雲泥の差。
*しかし民主党政権時代あれほど「財源財源」と騒いでいたマスコミやアナリスト崩れが、今、自民党が巨額の財政出動をする際にはダンマリを決め込んでいる。いったい何だろうかと思うんだよねえ。

 まあ、価格がこなれた、とは言っても適正価格に戻りつつあるだけだとは思うが。

 このポメリー・ルイーズは高級シャンパーニュのなかでは一番価格がこなれている部類。数ヶ月前、8000円ほどで購入。実は2度目の購入である。
 大手メゾンのポメリー。シャンパーニュで初めて、今一般的になった辛口ワインを売り出したとのこと。創業者の娘の名前を採っているのだそうだ。

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Blackberry Jam [食べ物]

 Blackberry。と書くと時々ガジェットのエントリを書いている私だからRIMのBlackberryのことを書くんじゃないか・・いや、ブラックベリーを植えたのは、確かにRIMのBlackberryに引っかけてのことだったけれど。

 と言うわけで、敷地境界の鉄索に、ブラックベリーを絡ませてもう2年。家の北側だというのに、こいつはにょきにょきと旺盛に成長し、この時期たくさんの実を成らすのである。7月半ば頃からだんだんと収穫でき、8月頭くらいまでどんどんとれた。
 去年よりは収穫時期がずいぶん遅れたのは、冬から春先にかけて寒かったからだろうか。

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桑の実なんかと同じ感じです でもでかい種類です

 病気の妻が、気分転換にブラックベリーを収穫する。健康なときはあまり気にしていなかったのだけれど。

 ブラックベリーはほんの少し甘く、とっても酸っぱい。この手のベリー系と同じく、熟れ時が難しくて、すぐに変色して腐ってしまう。
 足がとっても短い作物だが、だからといって食べてもそんなにおいしいものでもない。
 でもものすごくたくさん実が成るので、もったいないと思いジャムにしてみる。

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塩糀に漬ける ~見切り品を長持ちに [食べ物]

 職場の同僚が信州へ行った折、そこかしこに売られていて、それがここの特産なのだと思ったそうである。

 「塩糀(しおこうじ)」。

 糀(麹)は字の通り、米などを酵母で発酵させたもので、一見して黴びた米のように見えるアレ。私が子どもの時分はあちこちに「こうじや」が合ったように記憶しているが(そしてこの店は一体何を売っているのだろうと思っていたものだが)、今ではずいぶんと少なくなってしまった。自宅で漬け物など作らなくなったからだろうと思う。
 けれど、そういえばスーパーなどで最近「糀」商品をやたらと売っている。「糀ジャム」などというものもあった。

 で「塩糀」。私も全然知らなかったのだが、ここ数年前から健康食品としてやたらと流行っているようなのだ。ホントに全然知らなかった。

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お高い鰆(さわら)も閉店間際にはこの通り

 いつもは9時-5時の、普通の勤務時間である私の職場だが、午後からのシフト勤務も時々ある。帰りは必ず21時前後になるので、帰り道のスーパーがちょうど閉店間際の時間になる。

 そんなスーパーには必ず売れ残りの見切り品があり、正札の半額、いやそれ以下の値段がつけられている。見切り品の生魚は、その日に食べるべきなのだろうが、夜半に帰ってきて生魚など調理はできない。
 そんなとき、とりあえず味噌漬けにするのだ。味噌を軽くみりんに溶いて、魚の切り身を漬けておく。生活の知恵だ。これがそのまま食べるよりも味がよい場合もある。
 ただ味噌漬けは味が濃くなり塩辛くもなってしまう。子どもが食べるにはやや不適な場合もある。

 そこでこの塩糀。糀はデンプンが発酵しているためか、ほんのりと甘みがある。これを使えばちょうど良いかも。

 使うのは塩糀、味噌(白味噌)、料理酒。味噌を混ぜるのは、塩糀がちょっとお高いからだ。

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赤いピエール・マルコリーニ ~ Noël de Pierre 2011 [食べ物]

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真っ赤なクリスマスケーキ

 クリスマスの時期、あちこちでスペシャルなケーキが販売されるが、2年ぶりにピエール・マルコリーニのケーキを買った。

 今年のケーキはなんと真っ赤。店頭で異彩を放つこのケーキに、客がびっくり。そしてその値段を見て、2度びっくり(5775円)。実はこれでもちょっと安くなっている。

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箱こんな感じ

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中身こんな感じ


 基本チョコ職人のケーキなので、これもチョコ。赤い外装はパウダーで、中身はホワイトチョコ(スイート)。下の黒い部分は上半分がラズベリーのゼリー。その下がチョコのスポンジ。

 全般的に甘めではあるが、子どもたちには不評。

 とっても小さいケーキだが、全体がほとんどショコラなのであまりでかくても食べきれない。これでいい。

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ドリアンと酒 そしてその臭い [食べ物]

 誰が言ったか「果物の王様」ドリアン。巨大なトゲトゲの外観は確かに王様かもしれないが。

 実はドリアンをこの年になるまで食べたことがなかった。近所のスーパーでわずか1000円、処分価格で売られていたのでとりあえず買ってみる。もとは3000円くらいだったはず。
 すでに十分熟して、実が少し割れはじめていた。食べ頃のようだ。

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ドリアンを割ったところ こんな房室が5つほどあった

 実の先にある割れ目に手を入れると簡単に開く。中には大きなクリーム状の実があって、大きなタネも入っている。さっくりと手でそれを取り外す。実には南国系の香りがあって、手触りは、そう、肝臓を思わせる。色つや弾力性ともフォアグラみたい。果実を手にとってそのままガブリと食するのだそうで、実際そうしてみた。
食べてみるとちょっぴり肉っぽい味。相当カロリーも高いとのことで、食後に食べるものではないですね。

ドリアンと酒を一緒に飲むと死ぬ・・わけないでしょ

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「明神下 神田川」で鰻を食べる [食べ物]

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門構え ビル群の中にぽっと異空間

 先日ちょっと銀座に行く用事があり、妻と二人で出かけてくる。帰りがけ昼食をとることになって、以前から行こうと思っていた店に入る。

 神田明神のほど近く、御茶ノ水駅と秋葉原駅との中間点にある鰻専門店「明神下 神田川」へ行く。有楽町から秋葉原で降り、電気街を抜けて神田明神下交差点のすぐそばへ、駅から徒歩5分。

 平日の12時頃、店に到着。田舎旅館のような扉を開けるとチャイムが鳴った。すぐにお店の人が出てきて案内してくれる。お稚児さんのような可愛らしい女性が現れて、2階の部屋に案内してくれる。この店は基本個室なのだ(カウンター席もある)。

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