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東京でブドウ栽培~病気から復活 [雑想]

 いつの間にか5月も終わり。

 一日の最高気温が平年を5度以上も上回る日が4月末から続き、今日も異常な猛暑の日。火山はあちこちで活発化し、そして昨夜はM8.5という目を疑うような大地震が発生。

 社会に目を転じてみれば、何かあるたび権力者が「当然」と決めつけ、「粛々と」物事を進めるこの国。そしてあろうことか首相本人が、質疑に立つ議員にヤジを飛ばす体たらく。

 議会制民主主義が崩壊の危機にあるこの国に、私たちは生きている。うんざりする。

 閑話休題。

 私このBlogで、何度かブドウのことを書いた。私の庭で育てているブドウのこと。「ベリーA」の苗を植えて6年、さてそれからどうなった。

150531grape1.jpg
今年はニョッキニョキです


 一昨年、私はこのような記事を書いた。

東京でブドウ栽培・・のその後・・のその後

 で、昨年は何も書かなかった。なぜか。
 ブドウが散々たる状況になってしまったからなのだ。

 2年前、庭のブドウは確かに絶好調でニョキニョキと枝を伸ばし、そして取っても取ってもブドウが花をつけ実をつけ、そして大量の果実が採れた。
 実はちょっと不安にもなった。

 こんなになって大丈夫なんだろうか、と。

 翌年-つまり去年-その不安は的中した。ブドウが病気になったのだ。生える葉ことごとくに病気の傾向がある。葉にカビが生えているのだ。おそらくはブドウに多いベト病やかっぱん病などだろう。隔年結果である程度はやむを得ないにせよ、ブドウは昨年ほとんど実をつけず、そしてわずかに実った房も、病気で班点ができていた。
 昨年は異常に忙しく、あまり庭の整備ができていなかったというのもある。

 まあ、今年はそれに輪をかけて忙しいのですが。

 対策を取る。

 まず病気の葉をことごとく拾って処分する。放置するのはいけないんだそうだ。
 枝の剪定をする。ある程度の決め事はあるようなのだが、ブドウ棚がスカスカにならない程度には枝を切っておく。冬の間に。
 春先には肥料を与え、4月あたりから葉が出はじめてからは、病気の葉を確認し、それを大胆に取り払っていく。

 それが効果をもたらしたか、今年は一昨年同様、絶好調なのである。昨年はほとんどの葉に病気の傾向が見られたが、今年は逆。枝振りも良く、まあ何とかなりそうだ。

 とはいえ、昨年の轍を踏むわけにも行かない。伸び盛る枝を次々に取り払い、次第に実になっていく花もどんどん摘んでいく。

150531grape2.jpg
もったいない気もするけれど、木の体力以上の実は取り払う

150531grape3.jpg
残してある大振りな房

 今年は、どうなるだろうか。

 農家って大変なんだな、と思うことしきり。
タグ:ブドウ
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コメント 2

ponnta1351

ホント、お百姓さんて留守も出来ませんからね。
怠け者には務まりません。
今年は収穫見込めそうですね。美味しい葡萄堪能して下さい。
by ponnta1351 (2015-06-01 16:21) 

Mosel

趣味で栽培している人は、果実の出来を気にする必要はあまりありませんが、農家は製品として出荷しなければなりませんから、その苦労は大変なものと思います。
今年はブドウも梅も好調ですよ。
by Mosel (2015-06-02 06:51) 

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