ジョエル・ロブション(の安い方)でランチを~La table de Joel Robuchon [食べ物]
ANAでマイルを溜めていると、いずれは期限が来てしまう。期限間際に何にしようと迷い、いつものように弾丸旅行をと思ったけれど、忙しくてとても無理。そういえばマイル交換クーポンに、食事券があったっけ。あ、ロブションがあるよ。
そんなわけで恵比寿のシャトー・レストラン、ジョエル・ロブションに行くのである。押しも押されぬミシュラン三つ星。けれど一階にある「LA TABLE」はちょっとカジュアル。それでも二つ星をとっている。
こんな感じで恵比寿ガーデンプレイスの一角にある。この建物全てがジョエルロブション
ANAのマイルクーポンなので、内容はFIX。おそらくサービス料、税込みで9000円くらいのコース。飲み物は、今回はグラスワインをいただく。日本の甲州がオンリストされていたので試しにこれにしてみる。非常にドライで食事には合いそう。
アミューズ、アントレ、魚と肉それぞれ一品ずつ。そしてデセール。ランチなので一つ一つが軽め。
ワイングラスはSpiegelau。青山のアッピアアルタもこれだった。シルバーはErcuis。高級食器メーカーだが、ここではMezzoという、ステンレスでちょっとモダンなデザインを選択している。
私たちが座った席は、店の角。フラットなソファのL字型の部分。90度で斜めに向かい合うようになっている。カップルで食事するには、実は対面よりもこの方が良いのだ。(上司と部下が面談する時も、対面だと対立する傾向があるので、あえて90度で向かい合うという手法がある。)ただ、サービスする側はちょっと大変になる。
デセールのようだがこれはアミューズ。上に載っているのはズワイガニ。トマトのジュレとアボカドのムース
さすがに美味しいです
真鯛とオマール海老のテリーヌをパイ生地で包んだもの
それぞれメイン食材がズワイガニ、サーモントラウト、真鯛とオマールエビ、国産牛(ほほ肉)または国産豚。あまり高級な食材ではない。
けれど結構美味しい。牛頬肉はワインとバルサミコでしっかり煮込まれ、味わい深くかつ食べやすい。
イベリコ豚の生ハム。おそらくベジョータ。スペイン流にナイフでカットされている
3品目に出てくるはずの真鯛とオマールエビのパイ皮包みがなかなか出てこない。前菜がそれなりに重量感ある品だったので、しばらく休ませてくれるのかな、と思っていたら生ハムが出てきた。なんでも作り直しになったようで、時間がかかるからと一品持ってきてくれた。こんな高級なものを(時々伊勢丹で買っているけど)。
デセールも一品追加になった。お気遣いなく、とは言っておいたのだけれど。
意外にカジュアルです
公式サイトには「男性にはジャケットの着用をお勧めしています」なんて書いてある。当日、実に寒かったこともあり、一応ジャケットを持って行く。暖かくてちょうど良い。
ただ、ジャケットを着ている人はそんなにいない。ダメージ加工ジーンズとかショートパンツとか、あまりに過剰なカジュアルさでなければ、別にかまわなそうだ。
基本カップルが多い印象だけれど、10名程度のグループもあって、楽しそうに食事をしている。年配のファミリーもいる。さてその人たち、ワインも開けて宴もたけなわ、だんだん声が大きくなる。なんだか居酒屋のようだ。
みんな結構写真を撮ってるなあ、と思っていたら、店内で記念写真もOKのようだ。ギャルソンに頼めば撮影してくれる。少々堅苦ものを予想していたので、これは想定外。
うん、でもこれも悪くない。お昼だし。そういえばテレビに出ているロブション氏本人も、ちょっとイタズラ好きのような印象があった。このグランメゾン、あえて1階はカジュアル性を高める、そんな方針なのだろう。店もそのような対応だ。
とはいえゆったりと、2時間半ほど滞在する。
デセール。栗のクリームとバニラアイスに洋なしのスープ
飲み物だけの会計を済ませると、チケットをくれる。このレストラン、地下もあって、食事をした人には地下のラ・ブティックで使える当日限りの1割引クーポンをくれる。オミヤにどうぞということか。
お店の想定通り、職場へのお土産にクッキーを買う。パンもケーキも売っている。妻はマカロンを買う。子どもたちへのお土産だ。いずれも好評であった。
昔来たことがあるんだなあ
記事検索したら2005年にもちょっと書いたことがあるんだけれど、まだミシュラン日本版がなかった時代、このレストランは「タイユヴァン・ロブション」という名前で、今からちょうど20年前に開店した。経営主体も現在のフォーシーズではなく、パリの三つ星(当時)レストラン、タイユヴァンとロブションが共同経営していたようだ。両者とも三つ星なので「六つ星レストラン」と言われていた。
「タイユバン・ロブション」(一軒家レストラン倶楽部様。ずいぶん以前に更新は止まっていらっしゃるようですが)
私が行った2000年頃、ここは当時から2階は高級レストラン、3階はその個室。1階はラ・フランセという名称のカジュアルレストランだった。その1階のディナーを食す。当時も今もなかなか予約は取れなかったけれど、なんとかなった。ドレスコードはあるかと問うと、「カジュアルレストランですのでございません」と言われる。
どこにあるのかな、なんて思っていたらガーデンプレイスにそびえ立つように存在していたので驚いた。ここかよ、と思った。天井がずいぶん高くて、なんか場違いなところに来たなあとも思う。
音楽もなく、絵画が掛かっていて、内装は白が基調。静かな雰囲気でゆったりと食事ができた。安い方とはいえ、記憶に残る食事だった。
今回行ったLa Tableは、内装が紫基調に変更され、絵画ではなく大きな鏡がかけられていた。カジュアル度も増大していた。ちょっと事前のイメージと異なったが、私はそれはそれで結構満足だった。次は是非、もっとゴージャスな2階で食事をしてみよう。
値段倍なんだけどね。
そんなわけで恵比寿のシャトー・レストラン、ジョエル・ロブションに行くのである。押しも押されぬミシュラン三つ星。けれど一階にある「LA TABLE」はちょっとカジュアル。それでも二つ星をとっている。
こんな感じで恵比寿ガーデンプレイスの一角にある。この建物全てがジョエルロブション
ANAのマイルクーポンなので、内容はFIX。おそらくサービス料、税込みで9000円くらいのコース。飲み物は、今回はグラスワインをいただく。日本の甲州がオンリストされていたので試しにこれにしてみる。非常にドライで食事には合いそう。
アミューズ、アントレ、魚と肉それぞれ一品ずつ。そしてデセール。ランチなので一つ一つが軽め。
ワイングラスはSpiegelau。青山のアッピアアルタもこれだった。シルバーはErcuis。高級食器メーカーだが、ここではMezzoという、ステンレスでちょっとモダンなデザインを選択している。
私たちが座った席は、店の角。フラットなソファのL字型の部分。90度で斜めに向かい合うようになっている。カップルで食事するには、実は対面よりもこの方が良いのだ。(上司と部下が面談する時も、対面だと対立する傾向があるので、あえて90度で向かい合うという手法がある。)ただ、サービスする側はちょっと大変になる。
デセールのようだがこれはアミューズ。上に載っているのはズワイガニ。トマトのジュレとアボカドのムース
さすがに美味しいです
真鯛とオマール海老のテリーヌをパイ生地で包んだもの
それぞれメイン食材がズワイガニ、サーモントラウト、真鯛とオマールエビ、国産牛(ほほ肉)または国産豚。あまり高級な食材ではない。
けれど結構美味しい。牛頬肉はワインとバルサミコでしっかり煮込まれ、味わい深くかつ食べやすい。
イベリコ豚の生ハム。おそらくベジョータ。スペイン流にナイフでカットされている
3品目に出てくるはずの真鯛とオマールエビのパイ皮包みがなかなか出てこない。前菜がそれなりに重量感ある品だったので、しばらく休ませてくれるのかな、と思っていたら生ハムが出てきた。なんでも作り直しになったようで、時間がかかるからと一品持ってきてくれた。こんな高級なものを(時々伊勢丹で買っているけど)。
デセールも一品追加になった。お気遣いなく、とは言っておいたのだけれど。
意外にカジュアルです
公式サイトには「男性にはジャケットの着用をお勧めしています」なんて書いてある。当日、実に寒かったこともあり、一応ジャケットを持って行く。暖かくてちょうど良い。
ただ、ジャケットを着ている人はそんなにいない。ダメージ加工ジーンズとかショートパンツとか、あまりに過剰なカジュアルさでなければ、別にかまわなそうだ。
基本カップルが多い印象だけれど、10名程度のグループもあって、楽しそうに食事をしている。年配のファミリーもいる。さてその人たち、ワインも開けて宴もたけなわ、だんだん声が大きくなる。なんだか居酒屋のようだ。
みんな結構写真を撮ってるなあ、と思っていたら、店内で記念写真もOKのようだ。ギャルソンに頼めば撮影してくれる。少々堅苦ものを予想していたので、これは想定外。
うん、でもこれも悪くない。お昼だし。そういえばテレビに出ているロブション氏本人も、ちょっとイタズラ好きのような印象があった。このグランメゾン、あえて1階はカジュアル性を高める、そんな方針なのだろう。店もそのような対応だ。
とはいえゆったりと、2時間半ほど滞在する。
デセール。栗のクリームとバニラアイスに洋なしのスープ
飲み物だけの会計を済ませると、チケットをくれる。このレストラン、地下もあって、食事をした人には地下のラ・ブティックで使える当日限りの1割引クーポンをくれる。オミヤにどうぞということか。
お店の想定通り、職場へのお土産にクッキーを買う。パンもケーキも売っている。妻はマカロンを買う。子どもたちへのお土産だ。いずれも好評であった。
昔来たことがあるんだなあ
記事検索したら2005年にもちょっと書いたことがあるんだけれど、まだミシュラン日本版がなかった時代、このレストランは「タイユヴァン・ロブション」という名前で、今からちょうど20年前に開店した。経営主体も現在のフォーシーズではなく、パリの三つ星(当時)レストラン、タイユヴァンとロブションが共同経営していたようだ。両者とも三つ星なので「六つ星レストラン」と言われていた。
「タイユバン・ロブション」(一軒家レストラン倶楽部様。ずいぶん以前に更新は止まっていらっしゃるようですが)
私が行った2000年頃、ここは当時から2階は高級レストラン、3階はその個室。1階はラ・フランセという名称のカジュアルレストランだった。その1階のディナーを食す。当時も今もなかなか予約は取れなかったけれど、なんとかなった。ドレスコードはあるかと問うと、「カジュアルレストランですのでございません」と言われる。
どこにあるのかな、なんて思っていたらガーデンプレイスにそびえ立つように存在していたので驚いた。ここかよ、と思った。天井がずいぶん高くて、なんか場違いなところに来たなあとも思う。
音楽もなく、絵画が掛かっていて、内装は白が基調。静かな雰囲気でゆったりと食事ができた。安い方とはいえ、記憶に残る食事だった。
今回行ったLa Tableは、内装が紫基調に変更され、絵画ではなく大きな鏡がかけられていた。カジュアル度も増大していた。ちょっと事前のイメージと異なったが、私はそれはそれで結構満足だった。次は是非、もっとゴージャスな2階で食事をしてみよう。
値段倍なんだけどね。
こんにちは。
ご訪問、nice! ありがとうございます。
by YUTAじい (2014-12-01 10:34)
YUTAじいさん。初めまして。
こちらこそありがとうございます。
by Mosel (2014-12-02 06:44)
素敵なところでお食事、たまにはこう言うのって必要ですよね。
by ponnta1351 (2014-12-02 14:32)
ponntaさん、たまには妻を連れだって、このような食事、いいものです。ちょっとした旅行のようなもの、と思って。
子どもがいるので、ランチばかりですけれど。
by Mosel (2014-12-03 22:20)