nasneが故障した ~録画したデータの復旧はできないので1年分の番組が消える [ガジェット]
ソニー製品が壊れると「ソニータイマー」とか言われるけれど、それは言いがかりだ。
今回の故障は内臓HDDの不具合。HITACHIかTOSHIBA,Seagateの問題だろう。にしても・・。
さて、表題の通り、nasneが壊れました。ソニーの、ネットワークにつなげて使う、TVチューナー兼NASのアレです。
とある外出前、録画予約状況をチェックしようとPS3からTorneでアクセスすると、nasneが見えない。
嫌な予感がして、nasne本体を見る。ステータスランプが点滅している。すぐに外して手元で電源を再投入。音を聞いていると、「ちっちっちっち、かりかりかり」と内蔵HDDが一定間隔で同じような音を出している。そして「ぴゅーぅぅん」と静かな音がしたと思ったら無音になった。ステータスランプは点滅状態。
*うまいこと動作しないHDDは、こんな音を出します。ヘッドがディスクにアクセスしてトラック情報とか読みに行こうとするんだけど、何らかの異常で読み出しできないから、モーターの回転を止めてしまうという・・。
ぴゅーぅぅん
ああ、逝ったな。HDDが。1年分の番組が死んだぞこりゃ。
構造上復旧はできないのが明らかなのでもうあきらめている私
私のnasne、多くは外付けHDDに番組データを保存しているはずだが、nasneは外付けHDDを接続すると、本体と外付けHDDを合算した容量表示になる。つまりHDDをスパンニングしてるってことだ。
そうじゃなかったとしても、いずれにせよnasne本体側に著作権情報などを保管しているはずだから、外付けHDDのデータも、無為なものとなるだろう。
覚悟はできた。あきらめきれないが覚悟だけはした。
外出先から帰って、プレイステーションクリニックにアクセスする。
PS3の場合は、ネット上で修理受付をして、それから送付するのだけれど、nasneの場合はいきなり送りつける。ただネットからダウンロードして使う、故障状況などを書いた紙(お客様カルテ)を添付しなければならない。
プレイステーションのトップページから「修理のご相談」を選択して「周辺機器サポート」を選ぶ。
するとnasneのページがあるので、「アフターサービスお申し込みの手順」を選択する。故障だが「アフターサービス」を選ぶのだ。こいつはわかりにくい。
インフォメーションセンターにあらかじめ電話しておく手もあるが、つながりにくい場合もあるので直接送ることも可能。
インフォメーションセンターに電話する場合も、直送する場合も、自分で故障診断するのが必須。私の場合は明らかなHDD異常だったので、特に何もせず(というか故障診断項目では何もできない)直送する。
「お客様カルテ」(PDFファイル)をダウンロードして印刷。必要項目を記載して、nasneに同梱する。
大事なのはnasneの元箱に入れて送ること。nasneは箱が保証書代わりになっている。箱がないと修理費がかかる。そして「B-CASカード」「PS3用のTorneディスク」を抜いて送ることが必要だ。
準備ができたら千葉県木更津市のプレイステーションクリニックに、代金着払いで発送する。保証期間内なら送料含めて全て無料。
nasneは「修理」ではなく「交換」対応となる
日曜に送付して、水曜日に私の携帯に電話があった。予想通りHDD故障のようだ。nasneは故障の場合、修理はせず新品と交換になるらしい。電話サポートでもそんなことを言っていた。
外付けディスクに番組データを保存していた場合も、そのデータは読めなくなります、と言われた。私はわかっていますよと返事する。
金曜日にnasneが届いた。B-CASカードが入っていない以外は、中身は明らかに新品。抜いて送ったはずのTorneディスクも入っていた。
当然ながらデータは全部消えている
さて、繋ぐ。中身はまっさら。外付けHDDを繋ぐ。nasneは外付けHDDを接続する際に、初期化を要求する。データはこれで全て消えた。覚悟していたし、前回2011年のPS3故障と違って、nasneにはテレビ番組データ以外は何も入れていないから、まあ大丈夫だ。
いっぱいいろんなのが消えたけど。ほとんど深夜アニメだけど。
アナログ時代と違って、故障すると何もかも失ってしまう時代に、メーカーは何をするべきか
nasne。これは非常に便利な機械だ。本体小さく、プレイステーション3でコントロールするんだけれど、プレステがなくてもWebにアクセスできるパソコンやタブレットがあれば、設定やら制御やらができる。外付けHDDの増設もできる。いざとなったらRecoplaからインターネット越しに録画予約もできる。
私は発売半年後の昨年12月にこれを買って、大量の番組を録画していた。それはもう重宝していたのだ。
500GBの内蔵HDDでは到底足りず、2TB外付けHDDを増設。4割くらい容量を使っていたので、さてそろそろBlu-rayでも買ってデータを移そうかなんて考えていた矢先のこの事件。
冒頭書いたとおり、この故障は必ずしもソニーだけの責任と言えるものではない。多くはHDDの製造会社が追うべきものと言えるのだがしかし。HDDを使う機種が内在する脅威。それがHDD故障。必ず一定の割合で発生する事故。その事故にメーカーは、ユーザーは、どう対処するか。
強力な著作権保護システムを組むのはいいにしても、であれば、このような事故があったときのために、メーカーはユーザーをどう保護するのか、その点も考えてもらいたいものだ。
こうしたデジタルレコーダーを使い始めて3年余り。それで2回もデータの消失事故を経験した私。パソコンではこうした事故は往々にしてあるにせよ、一般家電では通用しないレベルの故障率。
自分自身での対処法を考えつつも、デジタル家電メーカーも何らかの対策を考えなければならないレベルなのではないかと、まっさらになってしまったnasneを見るたび、つくづく思うのである。
ところで、えー。新年明けましておめでとうございます。
今回の故障は内臓HDDの不具合。HITACHIかTOSHIBA,Seagateの問題だろう。にしても・・。
さて、表題の通り、nasneが壊れました。ソニーの、ネットワークにつなげて使う、TVチューナー兼NASのアレです。
とある外出前、録画予約状況をチェックしようとPS3からTorneでアクセスすると、nasneが見えない。
嫌な予感がして、nasne本体を見る。ステータスランプが点滅している。すぐに外して手元で電源を再投入。音を聞いていると、「ちっちっちっち、かりかりかり」と内蔵HDDが一定間隔で同じような音を出している。そして「ぴゅーぅぅん」と静かな音がしたと思ったら無音になった。ステータスランプは点滅状態。
*うまいこと動作しないHDDは、こんな音を出します。ヘッドがディスクにアクセスしてトラック情報とか読みに行こうとするんだけど、何らかの異常で読み出しできないから、モーターの回転を止めてしまうという・・。
ぴゅーぅぅん
ああ、逝ったな。HDDが。1年分の番組が死んだぞこりゃ。
構造上復旧はできないのが明らかなのでもうあきらめている私
私のnasne、多くは外付けHDDに番組データを保存しているはずだが、nasneは外付けHDDを接続すると、本体と外付けHDDを合算した容量表示になる。つまりHDDをスパンニングしてるってことだ。
そうじゃなかったとしても、いずれにせよnasne本体側に著作権情報などを保管しているはずだから、外付けHDDのデータも、無為なものとなるだろう。
覚悟はできた。あきらめきれないが覚悟だけはした。
外出先から帰って、プレイステーションクリニックにアクセスする。
PS3の場合は、ネット上で修理受付をして、それから送付するのだけれど、nasneの場合はいきなり送りつける。ただネットからダウンロードして使う、故障状況などを書いた紙(お客様カルテ)を添付しなければならない。
プレイステーションのトップページから「修理のご相談」を選択して「周辺機器サポート」を選ぶ。
するとnasneのページがあるので、「アフターサービスお申し込みの手順」を選択する。故障だが「アフターサービス」を選ぶのだ。こいつはわかりにくい。
インフォメーションセンターにあらかじめ電話しておく手もあるが、つながりにくい場合もあるので直接送ることも可能。
インフォメーションセンターに電話する場合も、直送する場合も、自分で故障診断するのが必須。私の場合は明らかなHDD異常だったので、特に何もせず(というか故障診断項目では何もできない)直送する。
「お客様カルテ」(PDFファイル)をダウンロードして印刷。必要項目を記載して、nasneに同梱する。
大事なのはnasneの元箱に入れて送ること。nasneは箱が保証書代わりになっている。箱がないと修理費がかかる。そして「B-CASカード」「PS3用のTorneディスク」を抜いて送ることが必要だ。
準備ができたら千葉県木更津市のプレイステーションクリニックに、代金着払いで発送する。保証期間内なら送料含めて全て無料。
nasneは「修理」ではなく「交換」対応となる
日曜に送付して、水曜日に私の携帯に電話があった。予想通りHDD故障のようだ。nasneは故障の場合、修理はせず新品と交換になるらしい。電話サポートでもそんなことを言っていた。
外付けディスクに番組データを保存していた場合も、そのデータは読めなくなります、と言われた。私はわかっていますよと返事する。
金曜日にnasneが届いた。B-CASカードが入っていない以外は、中身は明らかに新品。抜いて送ったはずのTorneディスクも入っていた。
当然ながらデータは全部消えている
さて、繋ぐ。中身はまっさら。外付けHDDを繋ぐ。nasneは外付けHDDを接続する際に、初期化を要求する。データはこれで全て消えた。覚悟していたし、前回2011年のPS3故障と違って、nasneにはテレビ番組データ以外は何も入れていないから、まあ大丈夫だ。
いっぱいいろんなのが消えたけど。ほとんど深夜アニメだけど。
アナログ時代と違って、故障すると何もかも失ってしまう時代に、メーカーは何をするべきか
nasne。これは非常に便利な機械だ。本体小さく、プレイステーション3でコントロールするんだけれど、プレステがなくてもWebにアクセスできるパソコンやタブレットがあれば、設定やら制御やらができる。外付けHDDの増設もできる。いざとなったらRecoplaからインターネット越しに録画予約もできる。
私は発売半年後の昨年12月にこれを買って、大量の番組を録画していた。それはもう重宝していたのだ。
500GBの内蔵HDDでは到底足りず、2TB外付けHDDを増設。4割くらい容量を使っていたので、さてそろそろBlu-rayでも買ってデータを移そうかなんて考えていた矢先のこの事件。
冒頭書いたとおり、この故障は必ずしもソニーだけの責任と言えるものではない。多くはHDDの製造会社が追うべきものと言えるのだがしかし。HDDを使う機種が内在する脅威。それがHDD故障。必ず一定の割合で発生する事故。その事故にメーカーは、ユーザーは、どう対処するか。
強力な著作権保護システムを組むのはいいにしても、であれば、このような事故があったときのために、メーカーはユーザーをどう保護するのか、その点も考えてもらいたいものだ。
こうしたデジタルレコーダーを使い始めて3年余り。それで2回もデータの消失事故を経験した私。パソコンではこうした事故は往々にしてあるにせよ、一般家電では通用しないレベルの故障率。
自分自身での対処法を考えつつも、デジタル家電メーカーも何らかの対策を考えなければならないレベルなのではないかと、まっさらになってしまったnasneを見るたび、つくづく思うのである。
ところで、えー。新年明けましておめでとうございます。
さっぱり分かりません。
私なんかどこかが壊れたら結局購入先の電気屋さんでしょうね。
それにしても寒いですね!!
by ponnta1351 (2014-01-14 15:43)
ponntaさん、お返事遅れました。
この機械、結局壊れたら修理先に送るしかなくて、修理先でも新品と交換という対応だそうです。
困ったものです。
by Mosel (2014-01-18 10:28)