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性教育プロジェクト [よかったこと]

 休みなのだが、今日は会議のために職場に向かう。前にも記した産婦人科の性教育プロジェクト会議に出席するためだ。外来で患者に対して取るアンケートの文面を事細かに吟味する。かなりクリティカルなことも聞かざるを得ないので、みんな慎重だ。全国組織での活動発表も控えているのでその点の調整も。7月に引き続き、12月にも中学校で性教育に関する講演会を行う予定。
 東京都は石原都政になって、日本で最も性教育関連の活動に対して攻撃が加えられている。日の丸・君が代強制と並んで、全国的に悪名をとどろかせることになってしまった。まじめに性教育を考えている人間ほど、それらへの批判は多い。政治的には無関心な彼女ら、でも医療現場で働く彼女らは身をもって現実に接しているので、いきおい石原らが唱える方向性とは逆向きに動かざるを得ない。

 さて、コンドームを身近に持ち歩く風習ができないか、そのためにオシャレに格納するモノはないかという話題が前回の会議であったので、ALESSIのCOHNDOM BOXを紹介してみた。デザイナーがSusan Cohnだから"COHNDOM"。デザインは超受け。イタリアにはこんなものもある。その価格にびっくりしていたが、これでもALESSIで最安商品の一つ。

 この春から参加した、大卒看護師のプロジェクトメンバーが結婚すると聞いた。これで独身のメンバーはことごとく結婚したことになる。大学で統計学を学んでいる彼女は、これから特に重要性を増す役割を果たすだろう。

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 私は女性ばかりのこのプロジェクトで、コンピュータ関連の活動一切(プラスデザイナー役)を引き受けている。末席で彼女らのサポートをしているというわけ。組織批判を理由に、職場で業務を干されている私を、プロジェクトのメンバーが引き抜いた。今日私が退職し、関連企業である彼女らの病院に就職することを話した。どこへ行っても活動は継続すると断言。みんな安心していたようだ。 苦境のさなか、産婦人科医を初めとしてスタッフやソーシャルワーカーの人たちが、「隣る人」となって私をサポートしてくれることは心強い。

 休みのさなかに出てきた私に、メンバーたちはずいぶん恐縮していた。でも会議直前まで、「百年の孤独」を読みふけっていた私に、恐縮する必要などないの。


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